May 10, 2024
春の銘作紹介 vol.40 Kestin HereのHeather Grey Water-repellant 3P Jacket “Pembroke Blazer”
朝の気温は低かったけれどまぁ長袖Ｔシャツの上に１枚薄手のパーカを羽織っていれば丁度良く過ごせた１日でした。ま、平日ですし夕方迄お客様はいらっしゃらないだろう、という事で今日はカウンターの上と中、ベルトの整理と収納を進め、完璧に収納を完了。B.A.Tのラインナップの中で他店を圧倒するラインナップを誇るアイテムの一つがベルト。その８割が英国製で１割がイタリア製。残りの１割は米国製と日本製といったところですが、メインの英国製のラインナップが本当に豊富です。ブライドルレザーのベルト、英国製で同じタンナーの革を使っていても仕様違いで価格もまちまち。最上位のマーティン・フェイジィは現段階では日本一のバリエーションになっておりますが、先行して輸入されていた分価格の上昇も顕著で今後の展開が厳しい状況に。フェイジィの最上位モデルであるクィックリリースバックルのブライドルレザーの1.25インチ、到頭25,300円(税込)迄価格が上昇しており。流石にこの価格でやるのには抵抗があるので、20,350円を維持しておりますが、クィックリリース以外のバックルでローラーバックル仕様の物はヘラルディックベルツから、２キーパーの物はアンブローズレザークラフトからそれぞれ取っており、幅も色も揃えていますので、とんでもないボリュームになっているのです。
なので１日がかりでその整理を済ませ、これでまた一段と店頭がスッキリしました。
とまぁそんな感じでベルトも円安の影響で値上げされていっておりますので、替え時な方は是非ご検討を。で、本日のアイテム紹介、昨日書きましたがジャケット、しかも一見天然素材にしか見えないのにしっかりと２レイヤー仕様で防水透湿、という優れ物、それでいて英国製という珍しいアイテムの紹介です。
現在日本ではB.A.Tのみ、アジア全域でも４件だけしかないケスティンの取扱店になっておりますが、これはまだケスティン・ヘアネームでブランドを展開していた日本に代理店があった時代に作られたジャケットです。現在春夏アイテムでもう長らく英国製アイテムをリリースしていないケスティン。それだけにこの白とチャコールのポリエステル糸を縒った双糸で織って霜降りグレーにした生地の表をブラッシュして起毛させて天然素材の様に見せた生地に裏から薄い樹脂加工を施して防水性能を上げた、一見綿の杢調の生地にしか見えないけれど実は高機能な生地を使って作られたジャケット、とても貴重です。
デザイン的にはシンプルな３パッチポケットのジャケットなので、合わせる相手を選ばず、しかもナチュラルな雰囲気に見えるグレーですのでパンツがベージュでもネイビーでも黒でも白でも何でもありで合わせられます。これなら昨日紹介した一見シンプルだけど実は高機能という細身のパンツと合わせてサラッと着て頂ければ気負っていないのに爽やかで軽快なイメージになりますし、実際着用している本人もジメジメした時期でもストレスなく着ていられます。何とかＳとＭ各１着は残っておりますが、これで38,500円(税込)な英国製のジャケットはもう手に入らないでしょうね。縫製が如何にもなリアルワークウェア縫製で全てロック始末とかであればアンダー３万で、というのもあるでしょうけど、ビジカジで着用ともなればある程度分別のある大人のイメージになるクオリティにはしておきたいところでしょうから、これぐらいが良いんじゃないでしょうか。
気になった方はお早めに。
さてこの週末、ＧＷ後ではありますが、是非こんなに広かったんだ(www)、という店内でゆっくりと色々吟味して頂ければと思います、是非お越し下さいませ。そしてアイテム紹介、明日は足下、イタリア製のグルカサンダルだけれどスニーカーソール、というのを紹介予定です。ヒロシツボウチのともこなしの違う、なるほどこういうのは良いなぁ！というのを紹介しますのでお楽しみに。
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