Le mercier de B.A.T http://blog.bat-online.com/ セレクトショップ“B.A.T”の取扱いアイテムを中心に、旅や食べや心に浮かび行く由無し事をそこはかとなく書き綴るブログです ja-jp 2024-04-27T20:31:25+09:00 春の銘作紹介 vol.30 L.B.MのWater Repellent Pckable Travel Field Jacket http://blog.bat-online.com//index.php?itemid=232817 昨日に比べて予報ほど暑く感じられず、むしろ日中半袖Tシャツ1枚で外に出たらなんかちょっと元気良過ぎる感じで慌てて1枚羽織る羽目になる、という。やはり最高気温にだけ振り回されると体調崩しかねないな、と思いましたね。そして4月も残り僅かですが、色々と店頭の整理を進めていると、本当にこれでもかとばかりにアイテム数の多い店になっているなぁ、というのを実感します。長物を別のハンガーラックに移した結果、ジャケットをかけられるスペースが倍増したのですが、それでも春夏ジャケットを全て掛ける事は出来ず、ラックの下に重ねて積んである状態です。また店頭に出してびっくりなんですけどポロシャツとハーフパンツもとんでもない量があるな、と。しかも水陸両用、つまり水着兼用のショーツも複数あり。ポロシャツにも今となってはとんでもなく高値になっている16Gのニットポロがかなりの割合を占めており、ガシガシ着れるものからビジネスやちょっとかしこまった場でも使えるものまでバリエーションも豊富に揃っております。なので最近お越しになっていない皆様にも是非いらしていただきたいものです。さてさて、本日のアイテム紹介ですが、昨日紹介した安価なフィデリティのトラベルジャケットに対し、デザイン的にはカジュアルでもパターン的にも縫製仕様的にもイタリアのクロージングブランドの中でも最高峰とされるL.B.Mのフィールドジャケット型のトラベルジャケットの紹介です。困ったものでこのレベルにカジュアルダウンしていても現在ではジャケットというだけで10万オーバー。別に私としては10万円台のジャケットを取り扱う事にも18万のコートを取り扱う事にも価格的な躊躇いは全くありません。ただ円安だ円高だいうのに輸入品の価格は左右されて変動してしまうし、多くの商社は値上げはしても値下げには消極的なので一度上がってしまった価格はちょっと通貨レートが良くなったところで早々プライスダウンはしてくれないのですが、やはり値頃感というのもあれば収入やライフスタイルを考えた時に多少背伸びをしてみたところで基本身の丈にあった物を身につけるしかないのがリアルな実態である事は否めません。ですから10万を出すなら10万に見合った物であって欲しい、というのが思うところでそれは全体の価格が上がっていたとしても多くの人の懐事情が同じぐらい上がっていない限り、7万程度の価値だと .. 2024-04-26T22:00:00+09:00 春の銘作紹介 vol.29 FIDELITYの Washer Process Nylon Pckable Travel Jacket http://blog.bat-online.com//index.php?itemid=232816 いや明日はもっと暑いと思うと嫌になりますねぇ、昨日の寒さの為昼前頃迄はそこ迄暑くは感じなかったんですが、13時過ぎにはすでになんか暑いかも、という感じで15時頃には半袖1枚で良いな、という感じに。お陰で新宿駅から京王線に乗り換える頃には電車の車内はクーラーしっかりかかってました。で、戻ってきた17時過ぎから今日も少しはやろう、という事で店内のフェイスを整えるべく、コートを別途可動式のハンガーに移したので壁際の中心のフェイスは全てジャケットにする事に。なので過去1番にジャケットが見易くなっております。なのでここぞとばかりにジャケットを並べてみて、ウムウム、これは良い、と一人悦に入っておりました。そんな事もあって本日はジャケットの紹介なのですが、本気なクロージングメーカーのジャケット、近年の円安でどかどか積める感じでもなく、厳選している事もあり、そこ迄タマ数はなく。逆にリーズナブルな5万円以下のカジュアルウェアメーカーのジャケットはクロージング全盛の時代にはそちらをお求めの方から除外されていたので、かなりなバリエーションが残っており。今日紹介するのもそんな中の銘品です。カジュアルブランドのジャケット、というのはそこがどんなデザインやコンセプトで作ってくるのかで全然違うものになってしまいます。それがまた楽しく、他の人と被らない、無難に終始する事なくオーセンティックさとオリジナリティを高次元でバランスよくまとめ上げているアイテムであればある程、そういうものをセレクトしている身としてはお客様にプッシュするのですが、多くのお客様は汎用性やコスパを優先で考えていらっしゃるので、試着して頂いたりコーディネート提案したりでその折衝を超えて無難が良いと思っていたけれどオーセンティックとオリジナリティは両立するんだな、と思って頂ければ接客のし甲斐があるというものなんですけどねぇ。とはいえ、インポートブランドのライセンスラインというのはオリジナリティを主張するカジュアルブランドそのものとはまた違いまして、本家本元のラインナップを補完する為に存在しているアイテムと、こちらは興醒めですが知名度のあるブランドの名前を冠する事でなんちゅう事のないベタベタなアイテムを売り捌こうという昭和なビジネスモデルなアイテム達とに分かれます。これとても判り易くて、表にブランドロゴを出して作るアイテムが後者のコン .. 2024-04-25T22:00:00+09:00 春の銘作紹介 vol.28 CalzanorのSoft Grain Leather Espadrilles Slip-on (Only at B.A.T) http://blog.bat-online.com//index.php?itemid=232815 いやぁ今日は1日雨でした。しかも気温も低く。ですが明日以降はまた真夏日(明日なんて27℃予報です!)が2日続く予報になっておりますし、その後は概ね23℃前後で安定した気温のGWになるみたいですが、最低気温は軒並み11℃とかですので、その寒暖差に着る物での対応を迫られそうです。とはいえ先ずは明日の最高気温が今日より11℃以上も高いので、そこで体調を崩さない様に気をつけて頂きたいところです。GW前に体調崩したんでは元も子もありませんから。さて昨日には気づいていたんですが、今日いらしたお客様からの指摘で一昨日からブログのアップに時間差が出ていて、一昨日からある程度店で書いておいて家に戻ってからスマホで書き足して完成させてアップ、という風にしてみているのですが、それがどうやらうまく作動していない様で、原因は端末が変わると本来はその都度認証をする仕様になっているので、PCで作業した分をスマホから加筆するとその分をアップするのに時間指定をしていてもタイムラグが生じているみたいで。なのでそのタイムラグを見越して作業する事にしてみますが、だったら店で書き上げて帰った方が面倒臭くなくて良いんじゃないかと。働き方改革なんて考えた訳ではありませんが、帰宅時間を早くして食事を少しでも早めにした方が健康の為にも良いんじゃないか、と思っての施策だったんですが、きっちりアップされないのでは本末転倒なので。で、本日は到頭メンズでの展開が非常に少なくなり、このモデルはB.A.Tの専売モデルになってしまった春夏の足といえば、のエスパドリーユ、そのサンダルではなくスリッポンモデルの紹介です。エスパドリーユ、南仏からスペインにかけての大西洋岸の地域で伝統的には枯れてきた履き物であり、ジュート(麻)で作った紐をソールの形に整形し、そこに天然ゴムを塗って固めたソールの夏の海辺で快適に過ごせるサンダルや靴の総称です。そのエスパドリーユを作っている伝統的なメーカーは多々あれど、カルツァノールは最上位ブランドとして高く評価されております。ただサンダルにしてしまうと大人な雰囲気にはなりますが、ドレスコードのあるレストランには入れません、そこでセレクトしたのがこのスリッポンタイプ。しかもつま先にはブローギングがされており通気もありますし、柔らかい揉み革を使ってますので素足で履いてもストレスがありません。しかも普段は踵を .. 2024-04-24T22:00:00+09:00 春の銘作紹介 vol.27 GatineのTirolian Shoes “MEGEVE” (Vesitable Tanned) http://blog.bat-online.com//index.php?itemid=232811 いや働いた。なんでもそうですけどある程度終わりが見えてくると俄然やる気が出てきます。後で入れないといけないから空なのに店頭に積み上がる段ボール。いや畳んでおいて後からまた組み立てれば良いじゃん、と思うのはごもっとも、でも畳んでまたテープで留めてをやるとテープの効きが甘くなって積み上げて入れ替えて上げ下ろししてを繰り返すのに箱の寿命に不安がありまして。メンズのニットは入れ替えも収納も100%完了。ウールのアウターもほぼ(90%強)収納完了。店頭に残っているのは壁の中の収納に入れるロングコートと防虫とか考えなくても良いフリース関係だけになりました。それに付随してストックが並べられていたシューズコーナーの前も通れる様になり、こうなるともう一気にやったろう、という。なのでもっと作業したいんですが、ブログ書いて帰らないと。で、本日は靴、デンマークのヒュゲがコンセプトのナチュラルなシャツ、英国の最先端リアルカジュアルなワークテイストパンツ、ときてそれに合わせる靴はよ、というのが本日の紹介です。ガティーヌ、まぁ結局こうなったか、という感じで日本に持ち込んだ代理店は取り扱いを休止するみたいです。フランス特有の独自の発展を遂げたステッチダウン製法とはいえ、フランス的なデザインな上にバリエーションがそれ程ないので、価格的に今となってはグッドイヤーウェルト製法やノルウィージャン製法のパラブーツの半額以下でも継続展開するのは厳しかったみたいですね。とはいえこの手のチロリアンデザインのフランス靴、オーセンティックなカジュアルコーデには非常に良くハマります。で、いくら円安が原因だと判っていたところで6万程度だった足で稼ぐジャーナリスト御用達という下さいが税込み10万オーバーと言われたら躊躇する方が多いと思いますし、えいやっと決断したところでガシガシ履くのは流石に躊躇われるんじゃないでしょうか。それ考えたらリアルクロージングとしてのファッションを標榜する私としては、製法としては工程数で劣るサボから靴になったプリミティブな製法であるステッチダウン製法であっても独自の発展を遂げ、実際の家畜業者やブッチャーに実用靴として愛用されている、本格靴としては安価なガティーヌのこのモデル、素上げのベジタブルタンニングのカーフを充てて経年劣化を楽しめ事を含めオススメです。サイズは40・41・42・43の4サイズ展 .. 2024-04-23T23:30:00+09:00 春の新作紹介 vol.7 STAY CREATIVE Co.の8.26oz Cotton Twill Double Knee Trousers http://blog.bat-online.com//index.php?itemid=232810 天気予報よりも雨の上がるのは早く、昼過ぎにはもうこの辺では雨止んでました。とはいえ天気が良いとは言えず、最高気温も久しぶりの20℃以下。こりゃ作業が進むぜぇ、と思いながら何とか昨日の希望に近い片付けノルマをクリア。ハイゲージの一部のニットを残しましたがニットの収納は完了し、積み上がったストックの箱の上下を入れ替えてハーフパンツを含むストックのパンツから店頭に出ていないパンツを出して、という作業をして今日の整理を一旦終えました。という訳で店頭はかなりスッキリしております。しかもよくもまぁこんなに豊富なラインナップを持っているもんだ、と我ながら感心してしまうレベルで店頭の大部分は春夏になりましたが、本来レディスの棚の上にはまだ秋冬アウターが積まれてますので、そちらの収納を終わらせないと夏は迎えられませんので引き続きがんばります。そうそう、新年のセールの際に4等を引いている方、今月いっぱいで期限切れになりますから、お持ちの方はぜひご利用下さいませ。さて、本日はステイクリエイティブの今シーズンのパンツの紹介です。このパンツはステイクリエイティブの中では逆に珍しいテーマに沿ったカプセルコレクションではなくエッセンシャルと命名されたメインコレクションとして提案されたアイテムです。非常に凝った作り込みがされていて、生地は3シーズン対応なウェイトの8oz強で真冬以外は着用可能なオリジナルのツイル。そして敢えての製品染でワークウェアっぽい仕上がりにしておりますが、黒は漆黒ではなく墨黒、殆ど白なアイスグレーは南極の氷河をイメージした微妙な色出しで、単なる定番ではないオリジナリティを主張。ディテールも生地以上に作り込んでまして、ウェストにはベルトループに加えてサイドアジャスターを装備。しかも使われている金具は刻印の入ったオリジナル。ダブルニーは一見ベーシックですが右側の上部には内側に隠しジップポケット、左側の膝の下には青いステッチで存在をアピールする玉縁ポケットが付けられていて、単にベーシックな3シーズン対応のワークパンツなだけでは終わらないオリジナリティに富んだパンツに仕上がっております。サイズは表記は28・30・32ですが実寸は31・33・35インチの3サイズ展開、価格は28,600円(税込)です。既に墨黒は30インチが完売してしまいまして、28と32のみとなっております。英国のワー .. 2024-04-22T23:30:00+09:00 春の銘作紹介 vol.26 NORDISKのOrganic Cotton Black Chambray Regular Collar L/S Shirt http://blog.bat-online.com//index.php?itemid=232809 結構保ってはいましたが、結局18時過ぎから雨が降り始めてしまいました。今日は今日とて気温は丁度良く、雨さえ降らなければお出かけする型が多く、15時以降に立ち寄って下さるお客様ばかりでしたが、その分更に店頭の整理が進み、ポロシャツと半袖シャツ以外の春夏物はほぼ全て店頭に出た感じになりました。それに対して収納の方ですが、パンツはほぼ収納し終わったのですが未だニットと中綿以外のアウターの収納が進まず。なんとか明日にはせめて残りの半分ぐらいの片付けは済ませたいものです。とはいえ、まぁ随分と秋冬物が店頭からなくなると広くなるもので、日々気分的にもスッキリしておりますwさて本日は昨日紹介したノルディスクのレギュラーカラーシャツの生地違いバージョンの紹介。明後日紹介予定のステイクリエイティブのダブルニーパンツへの布石と言いますか、コーディネートをイメージ出来る様に先に紹介しておこうと思います。デザイン的には昨日紹介した物と全く同じなのですが、こちらはオーガニックコットンを強撚した高番手のインディゴ糸を使って高密度に織られたオリジナルのシャンブレー生地で作られております。綿麻生地の物にはノルディスクの刺繍が赤で入っておりますが、こちらは生地の色に近い濃紺で刺繍されております。春夏に使えるシャンブレーのシャツというのは意外に少なく、大概がデニムに近いウェイトの生地を使っており。それに対してこの生地はドレスシャツに使われるブロードに近い高番手なのに、しっかりアウトドアブランドらしい丈夫さも兼ね備えるデイリーに使うのにベストなバランス。それを目指してわざわざオリジナルの生地を織り立てる辺り、流石はノルディスクといった徹底振りです。サイズはこちらも辛うじて44・46の2サイズとも残っておりますが、各1着ずつになっております。価格は綿麻と同じ23,100円(税込)です。こちらの残りも少ないので気になった方はお早めに。という事で明日はステイクリエイティブの新作パンツの紹介です、お楽しみに。 人気ブログランキング .. 2024-04-21T23:00:00+09:00 春の銘作紹介 vol.25 NORDISKのCotton/Linen Regular Collar L/S Shirt http://blog.bat-online.com//index.php?itemid=232808 微妙な天気予報だったにも関わらず天気は意外に安定しており。気温もそこまで暑くなく、なんか快適な1日でしたが明日も同じ様な天気予報で曇り時々小雨みたいな予報。なんかスッキリとはしませんが、この時期はもう日本ではいつゲリラ豪雨が降っても驚かない様な感じになってしまっておりますのでそんなもんだと思いながらお出かけするしかないですよね。でも花見の季節も終わり新緑といえば聞こえが良いですけど実際にどこかに出かけるぞ!と思い立ってもこれといったイベントでもないとどこに行こうか悩ましい時期。大型連休も泊まりで出かけるとなると宿泊費がこれでもかと高額ですし、こういう時期こそお越し頂きたいところです。本日予定通り今シーズンで最後になってしまう可能性が高いパンツェリの別注Tシャツ3型が入荷しました。今シーズンのプリント柄はネット上から削除される前にと予てから貯め込んでおいた過去のパンツェリの様々なアイテムに使われていたプリント柄を、特にTシャツに使われた形跡のなかった企業ではなく国家規模のデザインをリクエストしたら通ったので加えてあります。サッカーフランス代表に過去にパンツェリが製作したオフィシャルユニフォームから国旗を外したもの、イタリア海軍に納品していた個人の荷物をまとめるパーソナルエフェクツバッグ的なバッグにプリントしていたイタリア海軍のロゴデザインです。もう1柄はドイツ系の不動産開発会社の物なのですが、これもメルカリに出店されていた古い物だけしか資料がなく、そこから私がイラレで図柄を起こしてリクエストした物ですので、他にデータはないでしょう。ただTシャツなのでいつ紹介しようか悩ましいところです。で、本日のアイテム紹介ですが、今日いらしたお客様にも同素材の別デザインの物をお買い上げ頂いたノルディスクのこだわりの素材で作られたベーシックな春夏メインのシャツです。今回の銘作紹介に際し過去の画像データを最新のフォトショで加工し直しております。背景の陰影で見辛いところやトーンを再度加工し直してスッキリ現実のアイテムにより近い物にしておりますが、まぁこれはとてもシンプルなシャツではあり。ポケットにはペン差しポケットが重ねてありますし、裾には小さくノルディスクを表す“N.D”の刺繍が入っておりますので、全くデザインをしていないわけではありませんし、背面のヨークの下の処理もプリーツではなくギャ .. 2024-04-20T23:20:00+09:00 春の新作紹介 vol.6 STAY CREATIVE Co.のDuke Denim Patch Overshirt http://blog.bat-online.com//index.php?itemid=232807 今日は予定していた通り入荷があり、また明日は明日で今シーズンのパンツェリの半袖Tシャツが入荷するという連絡がありました。ステイクリエイティブ、まぁ入ってくればやはり良いんですよねぇ、ここ。本当にツボなお客様が多くて今日も届いたばかりのパンツ、アイスグレーと黒の2色展開なんですが黒は早速サイズ欠けしてしまいました。でも今日紹介するデニムのオーバーシャツジャケット、こちらは今シーズンステイクリエイティブがフィーチャーしている“Fear and Loathing in Las Vegas”のカプセルコレクションで提案されているアウター。しかもこれ結果的にかなり曰く付きなアイテムになっており。日本の気候は来週には落ち着くみたいですが、あっという間に春が終わっちゃうので漸く入荷したところで即紹介しておく事にします。ダメージが入ったデニムやリメイクされたデニムのアイテムは色々あるのですが、これ何が問題って買った時がベストな状態である、という事。その味を出すのに加えたダメージのせいでそこから窶れていくのはとても早く、仕方がないので大事に気を遣いながら使わなければならなかったりします。そしてデニムの色に関してはこのぐらい、生の濃色デニムの方が好き、という方も多いでしょう。リメイク的な構築に興味はあっても濃色デニムでそんなのってなかなかないよなぁ、とお思いでしょう。今回ステイクリエイティブの提案しているデニムアイテム、ジーンズに関しては様々な選択肢があるのでセレクトしなかったんですけど、このカバーオール型ジャケットは他にはない上にコーディネートしやすそうなのでしっかり発注しておきました。13ozデニムを未洗いのまま、切りっ放しのパッチを前身頃から後ろ身頃にかけての左脇部分と右の袖の肘周辺に複数配し、ここから洗って着ていくと濃色の状態で切りっ放しのパッチが良い味になっているカバーオールというのが楽しめる、というアイテムです。デザイン的にパッチ以外はシンプルな様で、右胸には大きな玉縁のポケット、両脇には縫い合わせに伏せてポケットを配しているのですが、このサイドポケット、特にパッチと重なる左側の部分にパッチを自然に馴染ませつつポケットを付けるというかなり拘って仕様を決めたんだろうなぁ、という作りです。という事でかなり作り込まれております。これ見たら惚れるデニム好きな人多いと思いますよ。しか .. 2024-04-19T23:55:00+09:00 春の銘作紹介 vol.24 The Chino RevivedのIce Cotton Red Salvaged Denim Tapered Pant http://blog.bat-online.com//index.php?itemid=232805 今日の展示会は合同展の梯子でして。3ヶ所、朝からビッグサイトで大きな合同展、次に恵比寿でアメカジ系のライセンスメインの合同展、最後に雑貨中心で国内メーカーメインの合同展で締めました。お昼は久々に恵比寿だったのでこつぼで昭和な定食屋のご飯を、となったのですがこつぼも値上げを繰り返し今ではあまりお得感は無く。カツカレーにしたんですがこの価格ならもっと美味いカレー専門店あるよなぁ、となってしまい。ここは大人しく肉豆腐と生姜焼きとかにした方がまだ定食屋らしくて良かったと後から反省。てかなんで展示会の報告をせんで飯の話してんだ、となるかもしれませんが、いやぁこの後に及んでの合同展でこれは、と思ったのは関西から来ていた和紙糸を使ったアイテムをコンセプトにコレクションを組んでいたドメブラとか、元々は雪駄や和装小物を展開している大阪メーカーが琳派の箔面模様を革の表に捺染して作った革、更には浅草で小ロットでオリジナルスニーカーをソールは既成のソールメーカーの物になりますが作ってくれるところなんかはありましたけど、素材ありきでアイテム構成に今一つ魅力を感じなかったのと、光悦も光琳も抱一も好きですけどいくら経年変化で燻金燻銀な風合いであっても金銀はカバンや小物にすると派手だよね、というのといくら小ロットでもオリジナルにしたらそれなりなロットになるんだからスニーカーのハードルはとにかく高く設定せねば!というのとでグッと堪えて帰ってきました。でもそのうち何かしらかは形にするかもしれませんね。さてそんな感じで展示会廻りは終えて帰ってきてブログを書いております。昨日予告した通りで明日ステイクリエイティブのTシャツ以外のアイテムが入荷します。それもあって今日はステイクリエイティブのカジュアル感程ではないビジカジでもOKだし普段着てもOKだし、といったパンツを本日の紹介とさせて頂きます。ザチノリバイブドのパンツ、クラシコイタリアの現代アレンジというか、イタリアのシルエットの綺麗なクロージング縫製なパンツの縫製仕様でカジュアルな生地にした単品のパンツ=スラックスがメインコンセプトです。イージーパンツやジャージもありますが、それらもあくまで後付けですし、縫製仕様や内装の仕様はクラシックなパンツの本格的な作りを踏襲しております。このパンツはアイスコットンを使って力織機で織ったオリジナルの耳付きデニムを使っ .. 2024-04-18T20:35:00+09:00 春の銘作紹介 vol.23 biographyの60/1 Micro Pile Back Seam L/S Hoodie(B.A.T別注) http://blog.bat-online.com//index.php?itemid=232803 今日も微妙な天気ではありましたが暖かく。いやぁ、しかし紹介している物もしていない物もまぁ出てくるわ出てくるわ、パンツのバリエーション、春夏の方が少ないかと思ってたらハーフパンツや7分丈パンツも合わせたら冬物よりも多いぐらいのパンツのバリエーションがあるじゃないですか。いや毎年の事なんだからそのぐらい把握していて当たり前だろ、と思われるかもしれませんが、ストックの入れ替えをする作業をしているとその労働の過酷さと共に改めて認識させられたんです。そしてそのストックをお客様のご希望に応じてすぐに出せる様に冬物のストックの箱を下に、春夏物のストックを上に、という入れ替えも同時進行でやっております。さてでも明日は展示会廻りに出ますので、帰ってきてからの整理になります。でもかなり店頭はスッキリしてきましたね。この調子で完了迄突き進む所存です。そして漸くですが、ステイクリエイティブのパンツとカバーオールジャケットが明後日入荷する事に。これ待っていた方多いと思いますので紹介が楽しみです。B.A.Tにいらっしゃるお客様、英国好きが多いのですが、その英国というのが英国で普段から着ている人がほぼいない古のコスプレなだけではどうかと思うのです。それはそれとして楽しむとして、クロージングのみならずワークやミリタリーやカントリーは言うに及ばず、英国だって普段着にバキバキのクロージングやカントリースタイルを充てている人は極僅かで、ヴィンテージウェアをベースにしていてもストリートなテイストの物を好む人が大半。そこで英国の今を伝えるアイテムもそれはそれで楽しんで、スーツやジャケパンになる時にはブリトラなスタイルでいく、というのが本当の英国好きってもんでしょう。その点でまさに英国でブレイクしている英国発のカジュアルウェアとしてのステイクリエイティブは注目ブランドです。とはいえ、尖った服ばかりを薦める様では多くの方にそっぽをむかれてしまいますが、昨日紹介したバイオグラフィーの最終型マイクロパイルの長袖フーディの様に、ありそうでないけれどオーセンティックなツルッとしたアイテム、それはそれでリアルクロージングとして鉄板アイテム。しかも最終型というだけあって最初のモデルが存在しております。そして最初のモデルの方がパターン的には凝っていたりします。でですね、昨日予告の際に書きましたが、掘り出していたら1着だけ残っ .. 2024-04-17T23:30:00+09:00 春の銘作紹介 vol.22 biographyのMicro Pile Rsglan L/S Hoodie(Only at B.A.T) http://blog.bat-online.com//index.php?itemid=232801 今日は気温は高めでしたが風が強くて体感としては昨日以上に丁度良く。快適に過ごしつつ、店頭整理を粛々と続けておりました。でもなかなか整理は進まず、秋冬パンツの半分を収納しつつ、ミドルゲージのニットもほぼ収納し終えてハーレーの定番とベストを残すのみ。でもまだハイゲージのニットの収納が待ってますし、パンツも残り半分をどう収納してくれようか、といったところ。とはいえまぁ、これ等のアイテムは明日には片付きそうです。かなり片付いたので店頭はスッキリしてきました。やはり秋冬物はボリュームが違います。ただ筋肉痛がはっきり自覚出来るレベルになってきてまして、ちょっとしたベンチプレスを繰り返している様なものですから仕方がないんですけど、このぐらいで筋肉痛になる事に歳を感じずにはいられません(T_T)さて本日は昨日紹介したのがミドルウェイトのボーダー天竺だったのに対し、今日はマイクロパイルのパイル面を表に出した長袖フーディの紹介です。もう日本でこのブランドをまともにラインナップしているのはB.A.Tのみになってしまっているのと、最後の在庫を総浚いした事もあって、このモデルに関しては確実に現在B.A.Tの専売モデルになっているので、今回はオンリーアットB.A.Tのタイトルにしておきました。バイオグラフィのカットソーは基本的にオリジナルの生地を編み立てているので唯一無二、色も一つ一つオリジナルの比率でビーカー出しして染めているので他にはない色合いになっております。このマイクロパイルはバイオグラフィが定番的に使ってきたヒット生地で、肌に触れる面が天竺なのと天竺面に使っている糸が甘撚りなのとでとても優しい肌触り。そしてマイクロパイル面を表にしているので表面席が広く、綿100%でありながら吸汗速乾性に優れております。そしてこれ、バイオグラフィーの最終コレクションの中に含まれる物で、それまで継続してきたデザインをマイナーチェンジしたマイクロパイルの長袖フーディの最終型になってます。具体的な仕様としては肩のラインがラグランになっているのと両脇にスリットが入っているのが変更点なのですが、当初3色のみ取っていたのを総浚いする際に1色アクアマリンを足したのにそれは未紹介のままここまできてしまっていて、極僅かしかありませんけどそちらも含めて初めて4色での紹介となります。日本製でここ迄ハイクオリティなオリジナル .. 2024-04-16T23:15:00+09:00 春の銘作紹介 vol.21 ChanteclairのMidle Weight Border L/S Zip Hoodie(B.A.T別注) http://blog.bat-online.com//index.php?itemid=232800 筋肉痛がっ!とうとうやってきましたがそれでもパンツの入れ替えに取り掛かりました。随分やったのですが、労働時間としては5時間程度は使ったんじゃなかろうかと。それでもパンツは半分といったところでしょうか。残り半分の入っている箱にはニットやカットソーも一緒に入っている事が判っているので、それを出してそこに入るだけ入れたら残りはどうしようか、といった感じです。でもこういうのはやり始めたらある程度収拾がつく迄やらないと、やる前よりもごちゃっとしてしまうのでやり続けないといけません。特に秋冬から春夏に変える時期は収納する分の方が出す分よりも多いので、中綿アウターは何とか収納し終えましたが、それに対してウール系のアウターとニットってかなり嵩張るので綿や麻のアウターや春ニットの収納されていた箱にはどうやっても入りきらず。なのでさてどうしてくれようか、といった感じです。まぁ粛々と進めるしかないですが。しかしまぁ暖かい日が続いております。でもいくら夏日の気温だとはいえ、それが長袖であってもTシャツ1枚で出かけるのは朝晩の事を考えると少々早い。やはり羽織る物が1着欲しい。そこで昨年フランスにデザインから別注して作ったほぼオリジナルな別注アイテムが本日の紹介です。ルミノアのヘヴィウェイトとライトウェイトの中感ぐらいのウェイトなので、ミドルウェイトという事にしておりますが、程良いウェイトで過去にファクトリーブランドネームで同じウェイトの生地で作ったボーダー長袖Tシャツを発注した事があったので、その生地でこんな物は出来ませんかね、とフランスのファクトリーにオファーをして作ってもらったのがこの前開きのボーダーフーディです。後から気がついたのですが、今回これデザインから私が企画しておりますので、B.A.Tオリジナルのコンチネンタルサーカスネームではなくシャンテクレールネームで作っているので別注と書いてますけど、実質OEMで作ってもらったオリジナル。だったらボーダーだけじゃなく無地も作ればよかった!と思いましたが後の祭りで、まぁ無地にしたら別品番扱いになるかも知れませんので今更なんだ、という話ですが、通年で使える様にこんなボーダーのフロントジップを作りました。脇に縫い目のない円胴仕様であえてポケットは付けずフロントを閉めればフード付きの長袖Tシャツとして使える様にしております。クルーネックの前開きも .. 2024-04-15T23:15:00+09:00 春の銘作紹介 vol.20 Enhance ElementのLinen Swallowtail Jacket http://blog.bat-online.com//index.php?itemid=232797 今日も良い天気でした、というか夏日になってしまって暑いぐらいでした。今日もこんな事になるんじゃないか、と思っていたんです、いやもう色々なお客様から昨日の夜には今日この辺に出掛けるんだけれどオススメのランチスポットはあるかとか、今日は今日で今はこの辺にいるんだけれど、ここからなるべく混雑を避けて行くなら何処が良いか、とかご来店とは程遠いご相談をメールや電話で頂いており。嫌な予感しかしていなかったので、昨日のブログでも是非お越しください!と切実な願いを込めて書いておりましたが、焼け石に水、糠に釘、暖簾に腕押し、全く効果は無くとてものんびりとした1日になってしまいました。その分昨日やるぞ!と宣言していたカットソー棚の整理、予定通りほぼ終わりましたが、あるはずの物が見つからないとかこんなものもあったのか!というのが掘り出されてきたりで結局ほぼという程度でタイムアップになってしまいました。でもスウェットでもヘヴィなプルオーバーは仕舞い、リネンのスウェットを店頭に出し、ヘヴィな長袖Tとスウェットが減ったところに半袖側にあったプリントの長袖Tシャツを全て長袖カットソーの棚の方に合流させました。それに加えて恐らく半袖Tシャツの無地の物も長袖側に移す事になろうかと。今年ももう直ぐロックTを選定して発注する時期になってきておりますので、その話も近々する事になるでしょう。そうなると半袖Tシャツのフェイスを確保しておかないといけませんので。さてそんな中ではありますが、昨日予告した通り、昨日はディッキーズ生地のコラボモデルを紹介しましたが今日は本来のオリジナルの物を紹介させて頂きます。今回過去に撮ってあった写真を全て最新バージョンのフォトショで加工して実物の色により近くしております。かなり良い感じな出来になっていると自負しております。ただ今回もこれ、1着だけしかないんですけどね。こちらのモデルが実は1stモデルでして、リネンで作られているのですが、このリネンがまた良い感じに雰囲気の良い、クオリティの高いリネンな上、糸番手も程良くざっくり感の出る物で織られてまして、かっちり着るのではなく洗い晒して皺も景色として着るのに丁度良い物になっております。ディテールに関しては昨日一通り説明しているのですが、せっかくなので隠しリングドットボタンやアップで紹介していなかったスワローテイルのセンターベントなん .. 2024-04-14T23:35:00+09:00 春の銘作紹介 vol.19 Enhance Element×Dickiesの8.5oz T/C Twill Swallowtail Jacket http://blog.bat-online.com//index.php?itemid=232795 今日は一念発起して一気に片付けを進めました。この気温ですしね。入り口に箱で積んであったダウンを収納し、中綿やフリースや厚手のウールのパンツも片付け、ローゲージニットも片付けましたがそこで力尽きました。出来ればミドルゲージのニットまで全て片付けてカットソーの棚を完全に春夏仕様に変えてしまいたかったのですが、重い物から奥に収納していかないと後が大変なので、その順番で片付けていくしかないのがもどかしいです。しかもあれですね、何気に箱を移動して箱の中身を出して入れ替えてまた積み替えてというのは結構な肉体労働で、ここまでやったら今日はこの辺で勘弁してやらぁ!という感じになってしまいまして、21時で一旦止めました。とはいえ明日も進めて明日こそカットソーの棚は完全に入れ替えを完了したいですね。予定では明日はカットソー棚の入れ替えに加えてダウンや中綿以外の秋冬アウターを1カ所にまとめるところ迄は終わらせ、月曜日にパンツの入れ替えと秋冬ベストの片付け迄は終える予定です。土曜日だというのにお出かけに最適なお天気という事もあり、日中は本当に作業が進み、夕方早いうちから暑くて引き揚げてきたお客様が立ち寄って下さったり1日遊んだ後に立ち寄ってくださった方がいらっしゃったり程度で19時頃からまた作業が進み、とこんだけやればこのとんでもない量の在庫もそれなりに片付くよね、という1日になってしまいました。明日はもう少しお客様がいらして下さると良いなぁ、と思いつつ、明日以降のブログに繋げる為に今日は一昨日に続きエンハンスエレメント×ディッキーズのこれまた問題作なジャケットが一点だけ残っているのでそれの紹介を。前々回紹介しているチェスターコートタイプ、あれもチェスターコートとして完成度の高いパターンとディテールでしたが、今回紹介しているスワローテールジャケット、つまり燕尾服のディテールで作られております。いやぁ、チェスターコートは現代でも着られてますし、ファッションとして定番化しておりますが、それに対して燕尾服って夜の正装として最も格調の高い物であり、転じて最上位の礼服として位置付けられております。で、それ着ている人ってまず見る事がなく。何しろ我が国では大臣ですら礼装の格やTPOを認識しておらず、組閣が夜であってもモーニングで写真撮影している体たらくですから、そりゃまぁ着ている人がいたらそれは大きなコ .. 2024-04-13T23:00:00+09:00 春の銘作紹介 vol.18 Kestin HereのWater-repellant Coverall “York Trucker” http://blog.bat-online.com//index.php?itemid=232794 どうやら日曜日からまた夏日が近づく、もしくはもう夏日という日が混じってくる予報になっており。となると防水系のアウターの紹介はもう最後かなぁ、という気もしております。以前も書きましたが、全く銘作紹介をした事のない春夏のジャケットタイプの羽織物を沢山店頭に出しておりますので、明日以降はその辺の紹介を進めようと思っております。何しろ今年はここのところ書いてきております様に今年は猛暑に備えてここから紹介する新作は半袖アイテムばかりになるので、届いたからといって今から紹介してしまうと夏に紹介するアイテムがなくなってしまうので。引っ張りながら紹介していかねばなりません。でもここのところの銘作紹介で新たに脚光を浴びたアイテムが完売しておりますので、これはこれでありだな、と。新しければ良いってもんじゃありませんし、再現不可能な名作は正直掘り起こして紹介して完売してしまうとなんか嫁に出した娘に2度と会えない感じで寂しくなりますが、それでもストックが空くというのは有り難いですよね。で、本日紹介するケスティンがまだケスティンヘアだった時代のカバーオール方ジャケット、これもう現在では英国製ではコストが合わなくて作れなくなってしまったアイテムの内の1つです。ケスティンヘアの頃は結構毎シーズン3型程度は英国製があり、それにこだわって取ってきたので結果としてB.A.Tの店頭には日本でB.A.Tにしかない英国製アイテム、まだ豊富に揃っております。とはいえ在庫はほとんど無いので早い者勝ちになってしまいますが。昨今のビジカジ全盛もあってテーラードジャケットではなくカバーオールを羽織って出勤する方、増えております。流石にデニムの様にあからさまにカジュアルな素材の物は敬遠されますが、高密度の綿や麻や化繊で作られたドレス寄りで高級感のある生地で作った物はオンオフ兼用で使えるので好まれます。特にこれ、とてもシンプルなデザインながらポケットは前身頃の裾幅いっぱいに付けられているのですが、その為一見ポケットがないかの様なスッキリとした見た目。カバーオールと書きましたがコーチジャケット的でもあり、そのシンプルな見た目とナイロンに近いヌメっとしたレトロな表情ですがしなやかなポリエステルで表面にDWR(耐久撥水)加工をかけており、変わり易い春の気候にピッタリ。この上なくシンプルなのがケスティンらしさですし、それでいてち .. 2024-04-12T23:10:00+09:00