November 19, 2023
秋の新作紹介 vol.36 White MountaineeringのDown Sheet Padding Varsity Jacket
やばい、やってもやっても終わんねぇ。とはいえもう後一寸なんですよ。どうせやるならもう２月迄はそのままいける様に完璧に、そしてその後の春の入れ替えを楽に済ませられる様にしておこうと思っております。それにしてもキッチリやろうとしたらこんなにも肉体労働になるんですよねぇ、在庫の整理。とはいえ。これ店頭に冬アウターを出すのとセットなのでやらない訳にはいかず。しかも昨年は入り口のハンガーラックをダウンにしたのは良いのですが、ロングアウターを全部並べてお見せする事が出来ておらず、今年はしっかりやってやろうと思い完璧を期しております。ロイヤルロウとシュナイダー、どちらもロングコートを全部出しでインポートのコートをリーズナブルにご提案させて頂こうと思っております。
とはいえ、本日の紹介はバーシティジャケット、いわゆるスタジャンです。身頃メルトン袖革で大学のネームが入った米国製の典型的なやつ、昔着ていたよなぁ、と懐かしく思いつつ学生じゃなくなってっ随分と長い時間が過ぎた身としては、大人の着用に耐える雰囲気の物があればなぁ、と思っていたら出たんです、今年。
ホワイトマウンテニアリングがアレンジしたバーシティジャケット、ラグランスリーブでスタジャンの定番たる両サイドのポケットのみならず、左胸にもパッチポケットを付けてパッチポケット３つのブルゾンに。そしてフロントはドットボタンにしてスタジャンの特徴をそのまま活かしております。
ただホワイトマウンテニアリングの作るスタジャンなので。何よりも素材の組み合わせが秀逸なのです。今回技術的にはnarifuriが定番展開している冬のジーンズに使われているのと同じ技術を使っているのですが、それはダウンをシート状にしたものを表地と裏地の間に挟み込む事で厚さはそれ程ではないのですが、かなりな暖かさと防寒性を獲得しております。デニムの裏にライニングしているnarifuriの使い方に対し、こちらはポリエステル50％に綿32％とポリウレタン18％を組み合わせた伸縮に富んだジャージ素材。このダウンをシート状にする技術、ダウンのシートとそれを包んでいる生地どちらにも伸縮があるらしく、伸縮のある表地と貼り合わせて更に内側に生地の裏を表現したプリントを施した裏地を組み合わせ、パッと見には１枚の生地であるかの様にした生地をメインに使用。
そしてポケット布に組み合わせているのは、先に紹介したキルティング加工をしたボアフリースにも同様の生地が組み合わされておりますが割繊糸の生地が使われております。かのフェラーリのシートに使われているアルカンターラと同様の製法で作られるこの生地、丈夫な上にヌバックの様な滑り感があり、防風性にも優れております。素材の組み合わせと配色だけでも十分に大人味なのですが、それだけではなくしっかりと細部のギミックにも拘っております。
まず両サイドのポケット。ベーシックなスタジャンは箱ポケか玉縁ポケットのどちらかなのですが、要するにポケット口が斜めに付いていて手を入れる為のポケット。それに対してこのマチ付きのパッチポケットはアウトドアシーンでの使い勝手を優先したデザイン。ですがその脇にしっかりとハンドウォーマーポケット、付いております。やはりこのポケットに手を入れた姿勢あってこそスタジャンですもんね。
そして更にアウトドア的なギミックとしてフロントを閉じて活動していてもダウンライニングで汗ばんだらその蒸れを解消するべく両サイドをファスナーで開閉出来る様にしており、実用面は勿論ですが、スタイリングのアレンジも楽しんで頂けます。またどうしてもクラシカルな所謂ジャンバー＝短丈のアウターは裾を絞っている物が多いのですが、裾をそれ程絞らない事でインナーに先に紹介しているボアベストを挟んだり、ミドルゲージ以上のセーターを着たりしてもバランス良く見える様になっております。
実際ここまで作り込んでいてデザイン的にはスタジャンながらスクール臭を感じさせず、長きに渡って愛されてきたディテールだけを抽出してアウトドアアレンジを施し大人の着用に耐えるアウターにした辺り、さすがはホワイトマウンテニアリングというべきアイテム。そしてアウトドアと言えばでどうしてもマウンテンパーカに代表されるハードシェルにしろフリースの様なミドルレイヤーにしろ、逆にそのアウトドアシーンで培われてきたスタイリングや着用方法のセオリーが既成概念としてファッション的には足枷になりがちですが、アメカジアイテムとして王道であるスタジャンをこんな風にアレンジして着てみるととても新鮮で楽しいです。サイズは０と１の２サイズ展開、価格は85,800円(税込)です。既にベージュの方は０を1着残すのみとなっており、ブラウンも各1着になっております、近年の暖冬傾向の中でも確実に今から使えてコーディネート次第で暖冬でも厳しい寒さになっても冬を越せるアウターとして、そしてフィールドで使っても仰々しくない普段通りのコーディネートで楽しめるので、是非チェックしてみて下さいませ。
明日は例年よりも５日程遅らせましたが、もう良いかな、という事で明日から冬の新作紹介に切り替えつつ。その第１回目として今年はこれでしょ、という事でレアなアウターを紹介致しますのでお楽しみに。
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Comments
時田:
コメントをよろしくお願いします。
毎回思うのですが、このサイトに投稿している方の写真は店長本人なのでしょうか?
毎回思うのですが、このサイトに投稿している方の写真は店長本人なのでしょうか?
(November 20, 2023 12:18:36)
mercier:
www
そこですか？
残念ながら運動しないで店にいてこの体型を維持するのは難しい年齢でもあり、着用写真はメーカーから提供された写真を使っております。
基本的にウェアに関してはボディに着せて撮っているのが私が撮影しているアイテムです。ご参考までに。
そこですか？
残念ながら運動しないで店にいてこの体型を維持するのは難しい年齢でもあり、着用写真はメーカーから提供された写真を使っております。
基本的にウェアに関してはボディに着せて撮っているのが私が撮影しているアイテムです。ご参考までに。
(November 20, 2023 14:39:33)
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