May 20, 2012
春の新作紹介 vol.43 six pack×JEFF LADOUCEUR “KOINOS” Tee
やはり中途半端なので一度紹介し始めた訳ですし、シックスパックのTシャツを紹介し尽くしてしまいましょう。今シーズンは個人的なTシャツのセレクト基準として、ジャケットの中に着て様になる、という条項を入れております。今では当り前の様なTシャツ1枚で夏過す、という恰好もアメカジの確立で認知されたもので、本来下着のTシャツを表に出して着る、というのはかなりセクシーなお話でした。だからという事ではないのでしょうけど、なかなかジャケットの下に着て様になるお兄系の匂いがしないTシャツ、となると無いものです。弊社取扱いのドメスティックブランドとしてはその多分にお兄系な匂いがしているものというのがマックスシックスで、そのデザインエッセンスを継承しつつもより汎用性が高くニュートラルな感じに振っているのがミックスセンスでした。インポートでは英国エッセンスをふんだんに取り入れつつ、バイクやストリートな匂いを排除し、綺麗なカジュアルスタイルに合わせられるアンディリチャードソン、また今シーズン既に紹介しているアトゥーパイププロブレムは英国生産英国デザインな鉄板アイテムです。それに対し、デザイン的にはベーシックでありつつも、シルエットはカジュアルよりなウェア構成で、Tシャツに関してはアーチストコラボで様々なテイストのプリントを取り揃えつつ、ボディは屈指のハイクオリティな物を使用しているのがシックスパックです。その徹底振りはデザインのテイストに応じてボディの作りを変えてくる辺りからも伺えます。
大分前置きが長くなりましたが、このTシャツのデザインはジェフラドーサーというニューヨークを拠点に活動するバンクーバー生まれのアーチストで、20世紀初頭の新聞の風刺絵の様なタッチで独特な世界感を表現する作風です。ニューヨークとロサンゼルスに彼の絵を取扱う画商のギャラリーがある様ですね。
先に書きましたが前回迄に紹介した2点のウィリアム氏とのコラボ物は、袖や裾をメローロックで処理した目の詰まったしっかりとした天竺のボディを使用しておりますが、このジェフラドーサーのシリーズは彼の絵のタッチを活かすべくスラブ天竺の生成りのボディを使用。キャンバスかアンティークなザラ紙を彷彿とさせる生地の上に手描きで描かれた絵を載せるととてもマッチします。
しかしシュールというかこれまた何やら社会風刺が含まれてそうな絵です。丸い球状の籠の中で走る顔がモヤモヤとした渦を巻く期待の様な人物。手足は細く、靴はデコッパチで大きい。よく見ると籠を構成するマッチの様な棒は全て皺の刻まれた老人になっています。様々なサイトを一通り調べましたが、絵の解説的な物はなく、経歴等も通り一辺倒な物しかありませんでしたが、それでも画集は我が国ではことごとく完売しており、海外での個展は引っ張りだこな様子が伺え、精力的に活動していると見受けられます。
個人的にこういったクラシカルな風刺画タッチの絵は好きですし、シュールでシニカルな手描きの味がある絵も好きなので、ネタ云々ではなくアートとして今シーズン彼の作品が一番気に入っております。次回紹介する絵は彼の作品の中でもメジャーな様ですが、この作品は画像検索で見つからないところを見ると新作なのかもしれませんね。いずれにしろ、お勧めでもありますが個人的にお気に入りの1枚です。
15:00:00 |
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May 19, 2012
春の新作紹介 vol.42 six pack×WILLIAM “THE END” Tee
困りました。本当は昨日届きたてホヤホヤのBURNIVETのアタッシュケースの紹介をしようか迷ったのですが・・・・キムジョンアントと今日紹介するジエンドの間に挟むのはどうなんだろ、と思いとどまり、シックスパックの紹介を進める事に。本来は秋冬からの展開になるはずのバーニベットなのですが、お客様のご希望で今月末迄に一部先行で生産して頂いていたら、昨日上がってきてしまいました。流石の仕上り、というか現在バルカナイズドファイバーを使用しているアタッシュケースやトランクケースの中で、ここ迄手を加えている物は他には無いでしょうから。まぁその辺の説明は、バーニベットの紹介の時にするとして。今日は前回の続きを。
まぁあれです、キムジョンアント程のインパクトの物ばかりを出し続けてインパクト勝負を常にしていたら、外す事もままありそうなものですが、同じ様に旬なネタを扱っていてもこちらはどうしてなかなか含蓄のある趣です。上手い事衛星写真の撮影のタイミングで思いっきり砂漠化しているところだけを捉えた物をベースに使用。いや、そうはいっても雲もあるし海もあるし・・・地上の生物的には終わってますけどね、確かに。しかし全地球規模なテーマだけに哀れな国の愚かな支配者(何故か社会主義なのに、いや社会主義や共産主義の国の方が実質的な独裁者を産み出し易いですよね)のネタよりはネタに走った感はありません。
それにしてもまたはっきりガッツリ書いたもんです、ジエンドって。写っていないもしくは雲の下にあるエリアは緑なんですけどね、実際は。温暖化を進行させるという二酸化炭素の問題、それに伴う砂漠化の問題。この位断定的に警鐘を鳴らしている方が問題を提起するのには良いのかもしれません。
わたくし的には金正日に集る蟻をデザインした同じ人がこちらも描く、という懐の広さというかフレキシブル且つワイドレンジな発想力に流石は一世を風靡したシュプリームのデザインを手掛けているだけの事はある、と評価して手合いの違う2つの作品をセレクトしました。片方だけだと好みの分かれるところですが、両方並べてみると味がありウィットに富んで良さがより伝わるかと思います。
16:05:00 |
mercier |
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May 17, 2012
春の新作紹介 vol.41 six pack×WILLIAM “KIM JONG ANTS” Tee
いきなり暑くなると30℃以下の最高気温でも寝苦しかったり。それでも晴れてTシャツの紹介を誰憚る事無くしても良い気候になりました。それでもやはり今年のキーアイテムはリネンのジャケットだと思います。これ羽織っとけば良いやってんでTシャツの上に羽織って家を出てしまいます。ジャケットって鞄的な要素もあり、ポケットに入れている物をいちいち全部入替えるのが面倒臭い、というのもありますがwwさて今日からシックスパックのTシャツの紹介です。Tシャツ取扱うのは今シーズンからなんですけど、アーチストとのコラボシリーズはどいつもこいつもはっちゃけております。

既に店頭でご覧になっている方、ご購入済の方。初っ端がこれかよ!というツッコミはもうバッチリウェルカムですww
確信犯です。そのツッコミが欲しくて最初に持って来ております。
ちなみにこのTシャツのプリントはタイトルにある通りWILLIAMというアーチストの作品です。まぁありふれたウィリアムって名前ですよね、どこぞの王子様にもいらっしゃいますし。でもこのウィリアムさんはUSAで活躍するアーチストだそうで、なんとなんと、我が国でも一世を風靡したストリートカジュアルブランド、SUPREME(シュプリーム)のデザインを手掛けている事で有名なんだそうな。どうもわたくしのイメージではシュプリームってロゴだけ刺繍してたリプリントして売ってる、というイメージだったのでデザインを手掛けるってのはTシャツか??と少々クウェスチョンマークが並ぶのですが、ま、とりあえずマイナーアーチストではない、という事です。
フランスブランドがポルトガルで作ったオリジナルボディにUSAのアーチストのプリントを施す、というなかなかに欧米か!というまんまネタになっております。とはいえシックスパックのTシャツ、そのオリジナルボディのクオリティがハンパなく良いのです。なのにこんなプリント載せちゃうし。フランスで売る分には洒落ってことで済むんでしょうけど、そうはいっても悪の枢軸呼ばわりした国のアーチストの作品だし。ま、あれです、偉大なると接頭語がつく将軍様に群がるありんこの様な奴らが沢山いるんだよな、という辛辣なメッセージなのでしょう。亡くなりましたがまだまだ将軍様っちゅうたらこの人ですもんねぇ。息子はいくら誇張してプロパガンダを流しても貫禄ないっていうか見るからに貫禄不足ですし・・・もっと溌剌として爽やかな印象で押せば良いのに。でもあれか、そうしたら父ちゃんの確立した路線とは決別しないと駄目で、そうなると今の体制は持たないもんなぁ。
と、朝鮮人学校も拉致問題も存在する我が国でこれを着るのはなかなかに度胸の据わったお馬鹿を好む方でしょう。なんでかそういうお客様がそこそこな数集まって下さっているのも私の不徳の致すところですww
今回セレクトしたこのウィリアムさんの作品がもう1点あるのですが、そちらと合わせてみても時事ネタというか世界的な社会問題を啓発しつつデザインで遊ぶ、というのが彼の作風です。私はそういうの好きなんでついつい取ってしまいがちです。困ったものです。
ちなみにお値段6,090円。このクオリティでこのプライス設定はかなり説得力があるかと。
21:55:00 |
mercier |
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May 16, 2012
OVER THE STRiPES×mastermind、最後の秋冬コラボについて
昨日秋冬のスケジュールについて結構な問合せがある、と書いてしまったのでそれについてもう少し書いておこうと思います。雨も上がって気温も上がり、Tシャツの紹介を進めても良いなぁ、というタイミングに水を差す様ですが、そう悠長に構えてもいられないアイテムがありまして。しかもそれが大物のジャケットだブルゾンだ、というのでしたら(かつてとんでもないゴージャスなスタジャンやった事ありましたw)買える人が限られているのでそれ程段取りを気にしなくても良いんですけど、今回は買おうと思えば手が届きそうなものなので。いったい何の話だというのはタイトルを見て頂ければ判る事なのですが。テイストを異にするので本体を取扱おう、という事にはならないのですが、マスターマインド。飛ぶ鳥を落とす勢い、という言葉がありますがこの不況もなんのその。経済危機に喘ぐユーロ圏でもこの円高というかユーロ安で更にとんでもないお値段になっていても絶好調に売れている様です。そして我が世の春といっても良いであろう絶頂期、15周年で終了宣言をしたその潔さというか、極めた時に惜しまれつつ終了する、という美学には格好良過ぎるだろう、それ、と若干のやっかみを含め羨ましく思います。
で、そのマスターマインドとB.A.T取扱いブランドであるオーバーザストライプスとのコラボアイテムが、実はここ数年毎シーズン出ております。でもまぁうちのセレクトとは違うテイストだし・・・・とあまり積極的に取ろう、とはしていなかったのですが、その格好良過ぎる終了が近づいた今(次の春夏で終了です)、最後の1年位取り組んでみようと思い立って、最後の秋冬コラボは取扱わせて頂く事に。予定としては最後のコレクションとなる来年の春夏分も取扱う予定。
で、ここで問題になるのがかつてアレフルードのエドワードジャケットをキムタクが着た時なんかもそうだったんですけど(うちでご購入のお客様にはいませんでしたがあからさまな転売目的でした)、その場限りのお客様というか、普段全く見向きもしないくせにマスターマインドとコラボいう言葉で検索しまくってその時だけ是が非でも手に入れようと問い合わせしてくる方がいらっしゃいます。もしそういう風にその場限り売れれば良いと思っていたらこんな商品構成のこんな取り方はしていませんのでww
なのでネットショップであるBlood & Thunderの方では発売予定日である7月末迄に希望商品額以上を買物をした事のあるお客様で会員登録を済ませていらっしゃる方のみ限定で購入権がある様にページ設定をするつもりですし、B.A.T店頭では同様に発売日迄に希望商品額以上をお買い上げ頂き顧客登録を済ませている方のみに販売致します。ちなみにアイテム的にはロング丈のスウェットパーカと上部にスカル&ボーンエンボスの入ったハットです。予約は一切受付けません。ご不満でしたら数をそれなりに確保しているオーバーザストライプスの直営店なり最大取扱い先であろうラブレスなりで、それぞれ指定の購入方法でご購入頂けば良い訳ですし。
実際かつてのエアマックスやエアジョーダン全盛期にあったスニーカーバブルや、裏原系全盛時の裏原ブランドの転売バブルを見て来ておりますので、そういう一時の熱病にうなされた様な物の買い方をする人は長くお付き合い出来る方ではないと認識しております。それでもこっちは金払うって言ってんだから売るのが商売だろうが、と仰る方もいるでしょう。確かに売り上げしんどくてピーピーしているよりは金が回っている方が楽に暮らせるのは事実。しかしそういう稼ぎ方をした金の事を我が国では昔から目腐れ金とか泡銭と称して軽蔑して参りました。別に値を釣り上げる気も勿体ぶる気もありませんが、都心で観光客や一見さんやお上りさんを相手に箱構えやブランドイメージで売りさばく業態ではありませんので、長くお付き合いして頂ける方にこんな切り口もありますよ〜〜という提案として有終の美を飾るブランドとのコラボ、というものを取扱います、という事で。
今日は夏の新作紹介もしていないのに秋冬アイテムについての告知でした。次回からはサクッとTシャツ紹介を進めますね。
15:25:00 |
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May 15, 2012
春の新作紹介 vol.40 PANZERIのトリコロールTee“TURNVEREIN WOHLEN×SERRIERES SABLONS”
天気は冴えないのに問合せの電話等は切れる事無くwwだんだんとお客様が単なるお客様、というよりもバイヤーじみてきていてわたくしの不徳(?)の致す限り、と微妙な気分になっております。今日も夏物の入荷状況を確認しつつ、秋冬の入荷スケジュールが話のメインとなっておりました。シャツの入荷は?ジャケットの入荷は?ダウンの入荷は?靴の入荷は?と入荷月を確認して今から予算を整えておく、というこの不況下に相応しい用意周到振り。頭が下がります。そしてそういうお客様のレベルの高さに触発される様に、私は私で来年の春の仕込みについてメーカーさんや商社と既に話しはじめているという・・・
まぁ1シーズンに使える予算とアイテム数は限られているのでその遣繰りの中でお客様に魅力を感じて頂ける様にセレクトするのがわたくしの生業なのですが、となるとやりたくてもそのシーズンに出来ない事が沢山出てしまい、それを如何に次回に繋げていくか、というのが次の命題になります。となると秋冬の仕込みが殆ど終わった今、更にその先の春夏を進めるのは自然な成り行きではあるのです。

長めの前振りはこの辺にして。今日は昨日に引き続きパンツェリのTシャツです。昨日がモノトーンだったのに対し、今日はブラックウォッチドレス。ネイビー/グリーン/ホワイトの組合わせです。袖のプリントがドイツのテレビ局なのは昨日と変わらず。というかこのシリーズ、取っていないトリコロールの物も含め、全てこのテレビ局とのコラボシリーズの様です。そこで番組の取材でも受けたか、紹介でもされたか、いずれにしろそういった団体とのコラボではある様です。
そしてこれがまたとても悩ましいのです・・・・真ん中のロゴが900年以上続くボローニャにある神学系の大学だというのは判明しました。そしてそれを取り囲む“SERRIERES SABLONS”はカトリック系のどうもスポーツクラブの様です。スポーツクラブといってもパンツェリが得意とするヨーロッパ各地に根差した宗教だったり地域だったり国だったり、様々な成り立ちですがスポーツ振興を目的とする団体の事で、営利目的のスポーツジムの様なものとは全く別です。要するにこれ、察するにボローニャの由緒ある神学系大学にある、カトリック系のスポーツクラブって事でしょう。昨日紹介したのよりはこのプリントが何のかは調べ易かったんですけど、大学はボローニャだからイタリア語だし、このスポーツクラブの方はフランスとかに有力な拠点があるらしくそっちが検索上位にあり、どうしたもんか判断に困りました。やれやれ。
いずれにしろこの配色にしてドイツとイタリア絡んでくると、英独伊って3ヶ国絡みという訳で、国もトリコ(3つ)なTシャツになっております。使い易さにおいてもモノトーン好きな方は別にして、こちらの方が夏は特に合わせ易い気が。厳選に厳選を重ねた今年のパンツェリ、いかがでしょうか。
19:10:00 |
mercier |
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