July 18, 2024
夏の新作紹介 vol.26 BRVADOの“Goonies / Skeleton” S/S Tee
暑かったけど猛暑日にはなっていなかったからか、気温は今日程でなくても雨が降ったり止んだりで湿度が高かった先週よりも汗だくにはならなかった今日の展示会廻り。午前中の終わりの頃に青山でホワイトマウンテニアリングの展示会からスタート。火曜日にデータを全て送って頂いていたので、まぁこれならね、といった感じで予習をして臨みまして、良い感じで効率良く見られました。ただ価格上昇は如何ともし難く、シャツは軒並み４万円台、アウターは８万円台がメイン、パンツも４万円台がメインという。コラボのスニーカーのクオリティは流石の出来栄えではありましたが、設定価格がノーマルモデルの倍ぐらいになっちゃってまして、ちょっとこれは辛いなぁ、となり。
ですがやはりインポートの高騰を見てきているからでしょうか、高いには高いのですが、このクオリティで作るとこの価格になってしまうのは仕方がないですし、パリコレでコレクション発表をしているホワイトマウンテニアリングなので、ユーロ建での価格を下げる訳にもいかず。それはブランドの価値の毀損になってしまいますからねぇ。それ考えたらインポートに近い価格になってはいるけれどクオリティとオリジナリティが担保されているのならこれはこれで仕方がないと思うしかないのでしょう。しかもやはりランウェイで打ち出しているコーデは非常に格好良くてですね、その上下は抑えておきたい！と思わされてしまうのはこれもまた致し方ないところで。来春夏は厳選しますけど自信を持ってお勧め出来るアイテムを取る事になるでしょう。
そして表参道から馬喰横山まで移動する事になったので、神保町乗り換えでした。なので折角だから神保町でランチを、という事で定番だとカレーになっちゃうんですが暑くてちょっと欧風カレーという気分ではなく、長年行けていなかった冷やし中華発祥の店とされる揚子江菜館に行ってみました。サクッと入れたのでサクッと食べましたが具材の豪華さや素材の確かさは素晴らしいんですけど、麺の喉越しや歯応えやコシに関しては日本の麺はもう独自の物になってしまっているのだな、と実感しましたね。つけ麺の発達により冷やし中華の麺もキンキンに冷やしたコシのある麺の喉越しを楽しむ物になっていますが、中国料理の定番麺は細い卵麺で、原点を知るというのは貴重な経験でしたが日本でこだわって作り込んだ冷やし中華の方が好みですね。こう書いていたら納得のいく冷やし中華が食べたくなったので来週の展示会廻りでは渋谷の“蓮華の如く”で排骨冷やし担々麺にしよう、と思っております。
で、インポートの方はもう流すだけかなと思って行ってみたらこれがとんでもない飛び道具を用意しておりまして。デッドストック的に持っていたイーリーキシモトのフラッシュ柄のキャンバススニーカーを魔改造して更にその底にビブラムソールを組み合わせたボリューム感と抜群のクッション性を誇るスニーカーを提案しておりましたが、これがとてもオリジナリティ溢れる見た目になってまして、ちょっとやられてしまいました。しかも極僅かで作ってくれるみたいですので、これはやろうという事になりました。なので前半は勿論の事、後半も収穫のあった充実した展示会廻りとなって大満足な１日でした。これで冷やし中華が感動するレベルだったら尚良かったんですけどねぇ。ま、こういう事もあります。
と、前置きが長くなりましたが展示会報告だけにするには短過ぎると思いますので、本日は予定通りアイテム紹介もさせて頂きます。個人的に今季最も思い入れのある映画Ｔです。
グーニーズ。1982年のE.T.、1984年のグレムリン、そして1985年のグーニーズというスピルバーグが作れば全てヒット作というぐらいに当て続けた作品の中でも個人的に最も気に入っていると言っても良いのがこのグーニーズです。
立ち退きを迫る地主に対する父の借金を返済すべく、子供達が海賊の残した財宝を地図やこの髑髏のデザインのパネルを駆使してトラップを避けながら進んで手に入れる、とこれだけ端折って書くとベタベタなストーリーなんですが、トラップを避けながら進むのが1981年に公開されたインディジョーンズシリーズ第１作であるレイダースみたいな感じで、しかもそれを子供達がクリアしていくところや、邪魔をしてくる犯罪一家であるフラッテリー一家の三男スロースと問題児チャンクとの友情にほのぼのしながら、散りばめられたギャグシーンに大笑いしながら、楽しく見たのを思い出します。
そして何よりこの映画を名作足らしめているのはシンディ・ローパーの主題歌です。The Goonies “R” Good Enoughはその軽快なイントロに始まりシンディ・ローパーのシャウトに至る迄名作中の名作。この曲でシンディ・ローパーを知り、その後発売されたファミコンソフトのグーニーズではインストゥルメンタルアレンジが使われていたので、まぁやり込みましたね、私は。近年失われていたTBSでのTV放映時の神声優陣によるアフレコ音源が再生され2020年の35周年ブルーレイに収録され、先月テレ東の午後のロードショーでそれとは別のソフト版の方が放映される等今尚人気。しかもこのサウンドトラックに収録されている挿入歌も豪華で、シンディ・ローパーがもう１曲歌っている他、なんとジョジョのスピードワゴン財団のスピードワゴンの名前の元となったREOスピードワゴンのWherever You're Goin'が使われていたりと豪華です。
という訳でこんだけ語れる程度には好きだったなぁ、グーニーズ、というのを見つけちゃったのでこれはやらないとね。サイズはＭ・Ｌの２サイズ展開、価格は4,840円(税込)です。単なる髑髏にロゴが入っているだけではなく、グーニーズのメンバーのシルエットも描かれていて、あの頃楽しく見ていたなぁ、という方に是非押さえて頂きたい１着ですね。
さて、そんな訳で３回連続でムービーＴの紹介をしてきましたが、明日は何か別なアイテムの紹介を挟みたいな、と思っております。お楽しみに。
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