February 22, 2024
NORDISK、やはり強し！
いやぁ天気が悪いと廻っていても気が滅入ります。モチベーションが上がらないと言いますか。とはいえ、出かけて行って廻り始めましたが、午前中はまぁ予想通りに色々みましたがこれは絶対に取らねば！という物のない合同展で、多様性というのがより厳しい目でジャッジされるようになってきているよなぁ、と沁々思わされる事に。いや今の時代、似た様な物であるかどうかや差別化が図れる物かどうかというのはウェブ上でチョコっと検索すればすぐに調べられるので、１ヶ所先に取っている物と大差ないアイテムだと取っても仕方がない、という判断をせざるを得ず。でも同様に売れ筋とか汎用性の高さを追求すると同じ様なデザインになってしまい、しかもその同じである事を前提に胸に入ったロゴの違いで良し悪しというか有りか無しかを判断する一般消費者がとても多く。ただそうであっても判っちゃいてもマス中のマスに手を出すのはセレクトを放棄している様なものだと思いますので私はやりませんが。似て非なる物、矛盾する様ですが汎用性とオリジナリティを両立している物、当たり前の謳い文句で終わらず何らかの付加価値がある物、そういった物をお客様に提案してナンボだと思うので。
そうやって見ていくと本当に発注出来ないよなぁ、と思いながらノルディスクの展示会へ向かったのですが、徹底したSDGs的な発想を維持してぶつけていくこのブランド、そのこだわりが他と被らない部分においてはやはり発注しやすいよな、と思いました。コレクション自体は急場凌ぎだった、と言っていたこの春夏の展示会の時のラインナップとそこまで変わらず。ただそれは徹底的にコンセプトに忠実にアイテムを構成しているからでもあり。最上位のラインナップはハードシェルとその組下のパンツに本国仕様のライトダウンを加えただけ、化繊の現行最新モデルのテントに使われている生地で作ったアウターのラインナップには秋冬なのでフリースを加えてまいますが、この２ラインに関してはそこ迄の追加はなく。
それに対してよりギアとしてフィールドでも日常でも使ってもらいたい、という事でクオリティを落とさずに価格を下げるべく生地もパターンも同じだけれどカットソーとノルディスクと言えばのテクニカルコットンのテントの生地を使ったアウターに関しては中国生産にする代わりに価格を抑えて、フィールドでもデイリーにも使い易く買い易くしてくれております。なので２週間前に見てきたY.バイノルディスクのアイテムよりもコスパに優れ一貫したコンセプトに裏打ちされているのでとても発注はし易いな、と感じました。実際シンプルなデザインの定番的カットソーアイテムはボディカラーにシーズナルな限定色を加えただけですが、そのシーズナルカラーが良い感じなのでそれだけで秋冬感はしっかり出ていたのと、クラシカルなテントに使われているテクニカルコットンを使用したアウターは今回日本限定で出ているファントムブラック(ダークチャコールですね)の物を使ったアウターやパンツを出していたりと、アイテム数自体は春夏に比べて増えてはいないものの、今回は色が落ち着いているのと変に他のアウトドアブランドで最近見た様なデザインではなく過去の名作を生地替えで出していたのでテクニカルコットンのアウターも取ろうと思っております。
加えてこれ持ってたらちょっとキャンプ場でドヤれるよな、というノルディスクのギアが卸対象になっており、中でも限定アイテムに良い感じのがあるのでそちらをチョコっとフィールドでも使えるけどお家でも使える、みたいな物に絞って取り扱おうかと。てな感じで、規模的にはちっちゃくまとまっていたのですが、思いの外色々と発注出来るなこれ、というのがあったので今日は結果的に得られるものがまぁまぁあった展示会廻りになりました。
という事で本日は展示会報告になりました、明日は前回入荷時にサクッと完売してしまったルミノアのフランス海軍採用1938年モデルの復刻版を展開サイズを増やして投入したのでその紹介にします、お楽しみに。
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