June 16, 2018

夏の新作紹介 vol.13 HANSENのSeersucker Flower Print S/S Shirt “JONNY”


寒い。そう書いて問題ない気温ですね、今日は。どんどん下がって19時の時点で14℃になっています。日中も20℃になる事なく、これ迄の肌寒い日、というのと比べてもダントツで寒いです。そんな中届いたHANSENの涼しげな半袖シャツ。いやもう出来映えとしては素晴らしいのですが、さてこれを紹介して良いものか・・・考えました。でもね、これ昨日書きましたけど1つ重大な問題がありまして。私が季節感や気候との兼ね合いを重視して叙情的に日本古来の風流心を意識して紹介するアイテムを決めたところで、入荷してこれは恐らくすぐになくなってしまう!と見て直感するお客様にしたら全く意味のない事になってしまうという事です。どういう事かといいますと、ニポアロハの今年の新作アロハ、既に完売してしまっていますが、実際にこれ着用して過ごせるのはもう少し先だと思って紹介をそこ迄引っ張ろうと思っていたら、完売してしまった、という事です。一応写真は撮ってあるので新作紹介は可能なのですが、それはそれとしてやはり店頭にそのアイテムが存在しているうちに入荷告知ではなくしょうか状況の報告ではなく新作紹介が出来る、というのもこのブログの存在意義に関わる事かと。だってそうじゃないと遠方の方でブログを見て検討なさっている方はとても振りという事になってしまいますから。

で、完売しているニポアロハは完売しているのでタイムリーな時期が来たら完売しているけどね、という紹介をするとして。このハンセンのシャツは今日入ってきたからまだ在庫がありますけど、今日いらしたお客様のお買上げ&評価からしてこれはいかん!というアラートが鳴りまくりでして。なのでまさか今日ここ迄寒くなるなんて思っていませんでしたが、こりゃ紹介してしまわなければ明日以降かなりの短期間に完売してしまう可能性が大だと判断して、本日天候を押して紹介する事にしました。

しかし今回他での紹介はどんな感じなんだろうと思ってググってみて判ったこと。本当にGoogle検索は全体主義的というかある意味需要にはマッチしているんでしょうけど検索件数でHANSENという文字列の入っているブランドだと、ヘリー・ハンセンがSEO対策などを含め圧倒的な数なのです。ゴールドウィン強し、というか私としては本当にこれはないだろう、と思う位HANSENで検索すると数件を除き表示されるページのほぼ全てがヘリー・ハンセンで埋められてしまっております。“HANSEN DENMARK”とか“HANSEN デンマーク”とかで検索してやっとこのブランドのアイテムがヒットするという始末でして。これでは存在があまり知られないままになってしまいますし、こういう事では検索エンジンの存在意義というか、ネット上で調べものをするという点においては役立たずです。逆にそういう情報をアップする事は意義がある事、という事になりますが。

さてさて、そういう訳で色々調べてみたものの、今のところググって見つかる範囲ではこのシャツは紹介されていないみたいです。このハンセン、2011年スタートとまだ7年目の新鋭と言って良いデンマークのブランドですが、世界中を旅して廻った経験と1900年代前半のワークやミリタリーなディテールからインスピレーションを得て、北欧デザインのフィルターを通してリラックス出来て時代に左右されない、手仕事の加えられた素材を使った服をEU生産に拘って作る、という服です。予てから良いなぁ、と思いつつ見てはいたのですが、それでもその独特な雰囲気から手を出すタイミングを伺っておりました。しかし今シーズンはなかなかこれ良いじゃない!という事で遂に取扱いを開始。その手始めが今日紹介するこのシャツです。

このジョニーというのはこの半袖シャツの形に付けられた名称なのですが、ミリタリーシャツに使われていたディテールのオープンカラーシャツです。ハンセンにおいては夏の定番として使われているデザインなので、生地違いの物は今迄にも色々と出ております。でも今回の生地の物はとても完成度が高く、またデザインとの親和性も非常に高い物だと思っております。

1950年代のヴィンテージアロハにインスピレーションを得つつ、素材は日本製のシアサッカー生地。この手の生地はシジラ織りなど日本の物がまさにクールジャパンとしてEUにおいても高く評価されており、それを使って昔ながらのロータリースクリーンプリントで捺染されたカラフルで夏らしい花柄が実に目を惹きます。そして。

本来のアロハシャツにはない、ミリタリーディテールである両胸に付いたフラップのポケットやガッツリ目立つステッチワークと、そのままだと派手というか柄が勝ち過ぎるきらいがあるこの50年代調のテキスタイルとが相殺されてバランスが取った、計算された組み合わせなのです。あ、これ私が勝手に批評しているのではなくこのくだりは本国サイトでそう説明されている事なので、独断という訳ではありませんw
で、実際私もその通りだなぁ、と思って取ったんですけどね。

そしてハンセンの追求する洗い晒し感や使用による経年変化の風合いを出すべく製品洗いをかけ、この質感になっています。生産はポーランドですが、これEUに日本製の生地をここ迄凝ったオリジナルで作って持ち込んで縫製して、という事を考えるととても頑張っていますからかなりなフェアプライスです。

サイズはSとMの2サイズで取っていて、本国サイトによるとMサイズで180cm位の人が着て丁度良いサイズという事になっているので、まぁ日本だとMとLに相当するサイズでしょう。価格は25,000円(税抜)とまぁここ迄凝った物としてはその位はしちゃうよね、という納得出来る価格かと。ちなみにこのテキスタイル、現在の本国サイトのトップページの背景に使われていて、デザイナーもこの生地には質感も柄もとても気に入っている事が伺えます。

という事でこれ、恐らくかなり足が速いと思います、ハンセン、なかなか実物を見られるところが少なくなっている様ですので、是非春夏渾身の一発をチェックしておく事をお勧めしておきます。

明日は今日程の寒さではなく、22℃位の最高気温予報になっておりますので、気温だけだと過ごし易いっちゃぁ過ごし易い1日だと思われます、雨も降らないみたいですし、是非遊びにいらして下さいませ。
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