November 30, 2017

廻ってきました来秋冬の展示会を2カ所


今日は寒いと言われていましたが、1日中気温が変わらず風も吹いていなかったせいかそれ程寒さを感じずに展示会廻りが出来ました。2件だったのでそこ迄慌てずじっくりと見てこれました。ありがたや。

しかし・・・写真撮ろうと思ったのですがチェッセ・ピューミニはこの秋冬とモデル的には変わらず。ロイヤルロウは生地見本はあってもサンプルはなくこれ写真撮って載せてもイメージ湧かないよなぁ、と思いまして。結局写真は撮らずじまいです。

で、まずチェッセ・ピューミニから廻ったのですが。今シーズン既にボルドーが1着残るのみになっている800フィルパワーのウルトラライトダウン。これは来シーズンまた別の色で提案しよう、と思っていたのですが、チェッセ・ピューミニ、来シーズン若干値上げされます。同じクオリティの物なら36,000→38,000円という感じなのですが、これが表素材のグレードが高いバージョンの物は値上げ幅が少ないという事に。え~、3万円台で買える、というのが売りっちゃ売りだったんですけどねぇ。逆に残っている1着はこれはささやかに安いうちに買っておくべきです。で、来年は42,000円のグレードアップバージョンにしようかな、と思っております。レディスも今回サクッと完売しているのでやる予定ですがそちらも同じ42,000円生地の物にする予定です。ラグジュアリーなコレクションは来年2月頭のウィンターコレクションで発表になるとの事なのでそれはそれでまた来年のお話、という事で。

で、ここ展示会を大門にあるショールームでやっているので、大門と言えば、の山本おさむ氏の漫画「そばもん」でも知られる江戸時代から続く蕎麦屋の老舗、更級布屋がすぐ近くにあります。なので久々だな、という事で更級布屋で季節の変わり蕎麦を昼食に。ちなみに今月は青海苔切りと唐辛子切りでした。生粉打ちも魅力的でしたがやはり季節毎に出す変わり蕎麦は江戸時代からの伝統ですからこういう機会に頂いておく事に。美味しゅうございました。

で、青山に移動してロイヤルロウ。これがとりあえず上がってくる事を最優先しつつその中でこれならば、というのを狙って今回は発注してきました。カシミア20%のメルトンで定番チェスターコートのブリクストン、それも恐らく大丈夫だろう、というグレー。更にライトブラウン系ヘリンボーンのジャケット、更に今回のテーマがクロージングだけどそこはかとなくミリタリーという感じだったのでその意図を汲んで2色交織(カーキとチャコール)で山と谷で色が違うウールギャバジンを使ったカジュアルなスーツ、という3型だけの発注に留めました。メインコレクションが来年2月なので、その時に生きている生地があればそれ使って何か加えられれば加える、という事で。

特筆すべきは同じ商社がやっているレザー、ここマルコレアルディをやっていたところですが、新たにレザーブランドを展開していてそちらで何とレザーのベストがあるのです。5万円そこそこなので何気に割とリアルなプライスです。ベストといっても完全にウェストコートで襟付き。ぶっちゃけちゃうとロイヤルロウのリポンをサンプリングして革で乗せ替えたそうなので、形は素敵ですがありそうでない物ですよね、これ。発注取るのは2月の展示会なのですが、それ迄にカラーバリエーションを増やしておいてくれるそうなので、ツィードのジャケットにレザーのベストを合わせるなんて提案が出来るじゃありませんか、これ。しかも提案したら了承して下さったのですが、革の色と背裏の生地の色の組み合わせが可能だという事で、だったら馴染みでも対比でもこちらで組みあわせて提案させて頂こうという事に。これ恐らく来秋冬の目玉アイテムとなるであろう事が今から想像付くアイテムなので、先にチョコッとだけ漏らしておきます。なぁんてチョコッとと書いておいて読み返したら一番この話に文字数使っているというw

とまぁこんな感じでまだまだ先の話ですが、今日はそれなりに実りのある展示会廻りでした。で、来月早々の予定が立つはずだったのですが。テレリアゼッドが15日迄には入るであろう事、来週火曜日にはケスティン×ウォルシュのスニーカーが入ってくる事、そして来週前半にはアルパカの遅れているマフラーの1色が入ってくる事が決まっていますが、それ以外はまだ未定、という状況です。来週迄に判明すると良いのですが。ではとりあえず今日はこの辺で。明日は新作紹介しますのでお楽しみに!
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November 29, 2017

冬の新作紹介 vol.4 FORTISのSAS SMOCK


判ってはいましたがあまりの暖かさに日中はシャツ1枚で過ごしておりました。明日は一気に7℃以上気温が下がって都心部でも11℃とかの予報。体調管理にはよくよく気をつけませんといけないですよね。昨日報道ステーション見ていたら都心部の見事な紅葉を中継していました。京都でも枝から葉を引き千切って持って帰ろうとする不届きな日本人観光客についてニュースになっていましたし、11月も終わりですが紅葉は街中では今が盛り。そんな時期のアウターとしても想像以上に暖かいマウンテンパーカ型のアウターが今日の紹介です。昨日今週末入荷予定と書いておいたら本日届いたのですが、今日のうちに紹介しておいた方が良さそうな感じなので。

昨年1週間保たずに完売してしまったフォーティスのSASスモック。イラン大使館人質事件等で英国軍特殊部隊SASが脚光を浴びた1980年当時の装備を実際に供給していたフォーティス社が現行最新生地を使って復刻した、本物以上に本物なハードシェルです。アーバンユースな状況を想定し、これはやっぱり黒でしょう、という事で昨年は黒のみを展開。しかしその機能性とシルエットやディテールの本物感が他を圧倒し、あっという間に売れてしまったのですが、これに関しては再販を望む方が複数いらっしゃいまして。なので今シーズンもやりますよ、と展示会後にお知らせしたら、他のお客様よりよりマニアックなリクエストがありまして。

なんとSAS装備であるこのパーカにスウェーデンカモを乗せた物が格好良いんじゃないかというリクエストで。フォーティス社は英国企業で英国軍のオフィシャルサプライヤーでありますが、その実績を買われてヨーロッパの複数の国に素材やアイテムを提供しています。その中でも特徴的なカモ柄で判り易く目につくのがこのスウェーデンカモ。そう、スウェーデン軍にも素材提供しているんだそうです。え〜、でも英国軍特殊部隊用だよ?と思わなくもなかったのですが。スイマセン、ここからマニアックな喩えがになります。

要するにそれって連邦のMSたるガンダムをジオンが接収してオリジナルカラーで戦線に投入している、みたいな感じになるのかな、と。いやそれならリックディアスの外装を換装してディジェにしたと言うべきか。いやいやそれ言ったらガンダム4号機を外装変えてジオンに提供するとガーベラ・テトラになるとか。

歴史的事実としてはスウェーデン軍が英国軍特殊部隊の装備を流用するなんて事はないのですが、このフォーティスの魅力というか柔軟なところは元々上級装備の為にとても丁寧なデザイン仕様と縫製仕様になっているアイテムを、現行装備よりも2世代以上前の物になるから、という事で素材を現行の物にしてカラーバリエーションは豊富に揃えて提供してくれる、というところにあります。

今シーズン取った物の中にはその範疇にハマらないというか、本当に良いのか?それ・・・と疑問に思いつつ発注した物、ほぼ市場に出ていない切替が終了したばかりの最新の英国軍カモを使って、英国軍の一般兵装として供給する事が決まった最新モデルを汎用モデルとはいえ(むしろそっちの方が問題なんじゃないかと思うのですが)展示会に並べていた、という物があります。それはそれで良いのですがそれに付いてはまた別の機会、という事(展示会後に写真載せておいたのでそちらの生地をご覧になれば見れます)にして、フォーティス社はそのフリーダム振りに感心してしまいます。出来るんだ、そんな事、と。

で、ここで先日紹介したSASのベルトが活きてくる訳です。もうそこ迄いったらやり過ぎなんじゃないかという感じがしなくもないですが、このジャケットを着てベルトも純正品ともなれば、その親和性はこの上なしです。

あ、でも別にミリオタな服装として提案しているのではなく、それぞれがギアとしてだけじゃなくデザイン的にも秀逸で、しかも特殊部隊用の物は言うに及びませんが、汎用モデルにしても最新ともなれば放出品市場には出てきません。そもそも英国軍のアイテムって市場に少ないですが。その機能美と実用性、更にその全体のクオリティが定番カジュアルなコーデを引き立ててくれる高レベルな完成度となれば、軍物としてではなくファッションとしても実用品としてもオススメ出来る、というものです。

使い勝手はやはり昨年に引き続きアーバンな黒が圧倒的ですが、そのカモ柄のオリジナリティとデザインと相まって目を惹くという点ではスウェーデンカモも良いですね。今回は前回と同じXSとS、日本サイズにしてMとLに相当する(軍人サイズなのでw)2サイズ展開していますが、何故今日入って今日紹介しているかというと既に前回同様、いやそれ以上のスピードで数を減らしているから。67,000円(税抜)と昨年と価格は同じ据え置きという事もあり、数積んでも安心な黒の方はそれなりに積んだのでまだ若干の余裕がありますが、スウェーデンカモの方がこのインパクトもあって一目惚れする方がいらっしゃって今日の時点でXSの方を1着残すのみになってしまいました。スウェーデンカモのSASスモックはB.A.Tのみの発注の様ですし。とはいえ黒も恐らく合わせ易さとアーバンな格好良さですぐになくなると思われます、どちらにしろお早めに。

明日は展示会が2カ所入っていますので、そちらの報告をしつつ、来月早々からの予定について書かせて頂きます。ちなみに明日はロイヤルロウとチェッセ・ピューミニの来秋冬の展示会です。写真撮ってきてのご報告が出来そうです、では明日をお楽しみに。
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November 28, 2017

色々と納期が判ってきております


この期に及んで漸く納期が判明したというよりもしつつある物が複数出てまいりました。今年はスタートこそ順調だったのですが、それ以降が混沌としてきて、シャツのトラブルもですが全ボツくらったブランドも複数あり、こりゃどうしてくれようか、と気を揉んでおります。揉んでおりますがなんかこの状況に諦観している自分もいたりしてこれではいかん!と自分で自分に突っ込んでみたりして。やれやれ。

明日はとんでもなく暖かく(20℃近いそうな)、そこから反転して明後日は寒いそうで、これは体調管理が大変そうです。

で、そんな中ですが今週末にはアルパカのマフラーの残り1色が、そしてフォーティスが入荷予定。来週早々にもケスティンヘア×ウォルシュの英国製スニーカーが入荷予定。更にその週末か翌週前半にテレリアゼッドのパンツが入荷予定。でもクリスマスセール等が始まりつつありますが、気温の下がり具合や季節の進み具合は今一つなんですよねぇ。


とはいえ、フィリッポデローレンティスのニットも待っていればそれ以外も待っていて、今年は何気に12月1月迄引っ張って入荷する物が複数ありそうです。やれやれ。とりあえずいくつか判ったので本日はその告知、という事でサラリと締めさせて頂きます。

明日は新作紹介を予定していますのでお楽しみに!
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November 27, 2017

冬の新作紹介 vol.3 MONTALIANIのHeringbone Stripe Semi Wide Collar SHirt


今日は新規のお客様が多く、楽しくお話しさせて頂きました。ここにきて新規のお客様が増えておりまして、その結果複数のラス1になっていた物が完売する、という事態に。特に嬉しかったのは靴でラス1になっていた物が2型も完売になった事。いやいらして下さった事のある方にはお判りでしょうけど、何しろ靴のバリエーションがどんどん増えていますから(笑)、にも拘らずラス1になった靴が店頭に残っているとフェイスが埋まって新しい靴が入らなくなるので。

それ以外にもどんどん減ってます、ナウのマウンテンパーカも完売してしまいましたし、ザチノリバイブドの迷彩パンツも残り少なくなっています。ここに書いていないものでもかなりな数のアイテムが在庫を減らしていますから、そろそろ皆さん、気になっている物は押さえた方が良いんじゃないでしょうか。

さてそんな中、以前書いたモンタリアーニのアクシデントの続報的な新作紹介を今日はする事に。

いやぁ・・・もう取扱いを始めて5シーズン目になるので安心していたのですが、イタリアのメーカーというのはそんな油断をしてはいけないという事を今回は痛感しました。まさか発注した生地と違う物をなんの連絡もなく送ってくるとは。

とりあえずそれに対してはどうしてくれるんじゃい!と対応を求めていたのですが、散々時間を使った挙げ句にエージェントが来期以降の取扱いを投げちゃったので、とりあえず期限を決めて送り返す代わりにそれ迄はこちらで今回納品された分は売る事に。その後は生地のサンプルを送ってくれるそうなので日本ではB.A.Tのみでの取扱いになります。その次回以降の発注と相殺する条件で送り返しても売り先のない彼らに協力して今日紹介するこの生地の分は売る事に。

元々今シーズンは決められたカジュアル寄りなデザインと生地の組合わせだったのですが、B.A.Tの分だけセミワイドカラーでシングルフロントのチョコッとだけダーツを取ってウェストを絞ったモデルにしてもらっていました。なので形だけでも別注アイテムと言えるのですが、私が本来発注した生地はそれはそれで素晴らしいのですが、今回紹介している生地もまた秋冬っぽい良い感じな生地です。

さてさてこの生地、まず今迄取ってこなかったストライプ。ちょっと太目ではあるのですが無地のジャケットやスーツとの相性は抜群です。そして生地そのものがヘリンボーンな織られ方で、ストライプの白の部分は単色ではなく組み合わせている色を半分使ってよりヘリンボーンを際立たせています。なので今回のブラウンとネイビーの部分は単色に見え、白の部分がヘリンボーンに見えるのです。一見するとヘリンボーンの部分と単色の部分の2種類の織りを使っている生地に見えます。実に凝った生地ですがこれ珍しいのはこんな織りの生地なのにカンクリーニ社製という事。発注した生地がなかったからイタリアを代表するシャツ生地メーカーの生地で似た物で作りました、とそんなの勝手にやるのはイタリア人ぐらいだ!と突っ込みたくなる事をしてくれましたが、お値打ちな生地である事は間違いありません。結果としてモンタリアーニの主張通りだとB.A.Tの価格設定でも3万を切れない様な生地なのに25,800円(税抜)で提供出来るので、まぁ良しとしましょう。サイズも38・39・40と3サイズ展開です。紅葉ネクタイとの相性も良いですしね。

なんかイタリアのメーカーとお付き合いしていると変なところで気が長くなるというか寛大にならざるを得ないのが複雑な気分です。
でも秋の生地としてはバッチリ出し今迄にない切り口の物なので是非ご検討を。
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November 26, 2017

冬の新作紹介 vol.2 CEASTERSのExclusive Brrel Jogger Pant


やっぱり暖かかった今日の日中。紅葉狩りには丁度良かったですね。それでも日が暮れたら気温は一桁なのは変わらないので夜の為に暖かくして出勤してこないといけません。そして。やはりこれからの季節、トップスは勿論ですがパンツも暖かくないと下半身が寒いというのは頂けません。頂けませんけどよりカジュアルに使えるウールパンツというのがなかなかないんですよねぇ。

お金を出すというかやれ3万後半だ4万だ、という額を出せばそりゃありますよね、ラグジュアリーなカジュアルパンツ。でもそれじゃ普段ガシガシ使えないし、見た目にも生地的にもベーシックなスラックスだと見た目に価格差がつかない。いや履いている人はその履き心地に満足するのですが、見た目に価格分の差が判らない。だから悪い訳じゃないのですが、こう書くとなんですがそれでは心がときめかないんですよねぇ。何というか、デイリーに使えるという前提でこれなら楽しくコーディネート出来るな、というかこれ履いて過ごす日々は楽しそうだな、と思えるパンツ、あったら良いな、と思ってました。

今日紹介するケステルズ、日本に入ってきた数年前からずっと展示会で見てきているのですが、基本的にはチェスターコートが定番なアウターメインなファクトリーブランドだったんです。それがここ数年パンツも出してきていたのですが、正直私には今一つこれを取ろうという気にならない物でした。確かにトレンドになりつつあるとはいえ、2タックのスラックスで素材は結構凝っているのですが内装が値段なりな物で、かなり太目な物が中心、それに加えて同じ太さのシンプルなイージーパンツとかでした。いずれにしろそのリラックスした感じで形はスラックスというのが今一つ決断するに至らないままだったのですが。

今日紹介するジョガーパンツはこれならば!と思わせられるバランスが良く完成度の高い物でした。

まず昨日もチョコッと触れましたがこのパンツに使われている生地が今シーズンからグレードアップしました。今シーズンも継続展開しているのですが、フランスのワークウェアブランド“ラボレウール”でポルトガルの伝統生地、ブレルを使ったモデルがありまして、そちらで使っていた事で知ってはいたのですが、今シーズンからケステルズの8割以上のアイテムで生地をそのブレルに切り替えたのです。

元々ポルトガルのファクトリーブランドであるケステルズだけに、ポルトガルの伝統生地を使うというのはデザイン・生地・生産全てをポルトガルで一貫して行うという点でとても意味のある事です。生産効率を追って英・仏・独・伊等EU内で人件費の高い国々が既に世界的な知名度のある生地を使って生産だけポルトガルに委託する、というのではなく、ポルトガルに生産拠点を持つファクトリーが自社ブランドとしてポルトガルの伝統生地を使って作る事で単なる安いからポルトガル、というブランドではなくなりますので。

しかもこのパンツに使われているのはそのポルトガル山間部の羊飼いが自分達の衣料品用にポルトガル山間部で放牧されている羊の毛を使って織られていた生地を、今尚作り続けている生地メーカーに、特注で作って貰った梳毛だけを使って作る梳毛フランネルのブレルです。伝統的なブレルそのものに比べたら厚さも薄くてゴリゴリなレトロ感はないものの、とても素敵な生地感に。更に耐久性を考慮してポリエステルを30%も混紡しているのですが、そんな事は全く感じさせない気持ちの良い質感です。生地ネームにもしっかりケステルズの為に特注で作りましたよ、というのが入っています。

でですね、色は今回ネイビー・ブラウン・カーキの3色展開なのですが、何よりもその生地と組み合わせているデザインが秀逸なのです。だから今回取扱いを決めたのですが、単なるイージーパンツも作っているんですけどそれはシンプルだけどシルエットが太くお世辞にも合わせ易いとは言えず。そういうシルエットでのコーデが良い、という人には良いのですが汎用性の面でどうだろうと思わざるを得ないものでした。しかしそれに対してこのジョガーパンツ、比較的すっきりとしたシルエットでそれでいて裾にはドローコードを入れて自転車等に乗ってもチェーンのある側だけ裾を上に上げて固定出来る様になっております。こんなウールパンツはまずありませんよね。そしてそれによって裾幅を調整出来ますし寒い時には足首に密着させてしまえば裾からの空気に流入を防げます。更に両側にハンドポケットはあるのですがそれとは別に左前部分にドットボタンで閉じられるフラップの付いたパッチポケットが。右の後にも同じパッチポケットが付いていますが、これデザイン的に英国軍のコマンドパンツ型で、米国等と違うEUなミリタリーディテールを組み入れる事でデザイン的なアクセントにしています。勿論しっかり使えますが。

そして嬉しいのがフロントに用が足せる様にファスナーが付いています。イージーパンツ、楽チンで良いんですけど一々下ろさないと用が足せないというのは煩わしいんですよね。それが解消されているだけでもとてもありがたい気配りです。そしてフロント内側には裏地が張ってあって梳毛とはいえ肌に触れてチクチクしない様になっております。ウェストはゴムのシャーリングとドローコードの併用になっていますが、裾のドローコードを締めずに履いていれば見た目にはスラックスにしか見えません。とはいえ、何しろこんだけの事をやって14,800円(税抜)なので、内装には凝れません。となるとスラックスタイプだとどうしても個人的に内装気になってしまいまして、適当な内装のスラックスは例え易くても嫌だし、生地のグレードを上げただけに余計内装とのギャップが残念な感じだったので、今回のジョガーパンツ型は落としどころとしてとても納得出来る物でした。

しかし少々アクシデントがありまして、その既存展開されていた2タックパンツだイージーパンツだは普通に10月に入荷していたのですが、このジョガーパンツは発注量が少なかった様でパンツの納品時に上がらず、今回コート類の納品時になんとか生産が間に合って入荷したという事で、もしかしたら入荷しないんじゃないかとドキドキしておりました。入ってきてくれて本当に良かったです。

そんな訳でこれはいける、と踏んだのでずっと取扱いをしてこなかったのに今回はやったのですが、それだけにサイズもしっかり3サイズ展開しております。44・46・48と表記されていますが、大体30~31インチ、32~33インチ、34~35インチに相当するサイズです。これ実に良い生地感ですし、英国軍のコパンドパンツのディテールだけにH.F&ウィーバーやラッダイトなんかとの相性がとても良く、全体として英国ベースのユーロミックスなスタイルを構築するのにバッチリなパンツです。どうしても英国でパンツ専業メーカーを手頃な価格で押さえる事が出来ないでいるのですが、それは何処も同じだと思われ。ヤーモならパンツありますし取扱いもしていますけど、生地のグレードと値段だけ見たら(ヤーモは英国製なので)確実にこのパンツに軍配が上がるコスパです。低価格な英国製で知られるさしものヤーモもパンツだけはどうしても綿で2万近くするので。今シーズンの最もコスパが良く見栄えの良いユーロ生産なカジュアルパンツです、そして何より価格を抜きにして完成度が高く魅力的な1本です。是非冬の為に1本押さえて頂きたいですね。
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