April 16, 2018

世に問題になっている自治会の事


穏やかな一日でしたが。エイヤッとばかりに更に店頭の整理を進めていた、といいますか、ミドルゲージ以上のニット類をストックの一番奥に入れる、という作業の為に店頭に出ていた春夏物の在庫を何とかしまい込みました。それによりハンガーラックの下に在庫も含めて出ていた為に山積みになっていたカバーオールやワークジャケット等が一気にスッキリ致しました。まぁ整理が進めば清々しいですし、いや良かった良かった・・・・

で、この期に先日1回分使って書くつもりだ、と書いておりました土曜日いらしたお客様と心行く迄お話ししておれず、20時きっかりに閉めて出掛けなければならなかった事情について書かせて頂きます。服飾とは全く関係はないのですが、まぁお付き合い頂ければと。

というのもこれ、タイトルの通りで日本全体で社会問題になっている事でもあり。PTAというのについても同じ様な事が言えますが、基本強制力はなくその地域の人や例えば子供が学校に通っている人等、構成メンバーの任意の良識によって成り立っている組織の存続、というのが現代ではとても危うくなってきております。交流する相手は自分で選ぶ、その人間関係だけで十分だ、という人が現在ではとても多くなっています。私はそれはそれで構わないと思いますし、基本的なスタンスとしては私自身もそれで良いと思っております。でも社会のあり様はそうではありません。

私は自分が経営者なので、その点についてお客様を含むずっと多くの方が組織に属して働いていますので、多くの方の方が実感している事だと思いますが、例えば会社に入って同僚は選べませんよね。上司も選べませんし配属等の人事権は会社側にあります。それはもう仕方が無いから仕事のうちと割り切って過ごすけれど、オフになったらそういう煩わしい付き合いはしたくない、という人も多い事でしょう。でもそうなると仕事の上でミスしても情に訴える様なフォローを求めた所で普段の関係性が深まっていなければ難しいでしょう。己のミスでなくとも何か問題が発生した時に誰の責任でもないのに私の責任ではないから関わりたくないと全員が言ったらどうにもなりません。それが人為的なものであれば元凶となった人を吊るし上げる様な事もする人はしますが、地震や津波や台風等の天変地異や、最悪某国からミサイル飛んできましたみたいな時に、自分にだけ都合の良い行動が取れるなら良いですが、何らかの相互協力が必要な場面もあるでしょう。

私事ですが、東日本大震災の時、私は店にいましたが子供がまだ保育園に行っていました。ここ橋本は3線利用駅ですが京王線も横浜線も相模線も止まってしまい、2日間陸の孤島の様になってしまいました。近くなのですぐに私は引き取りにいきましたが、共働きじゃないと保育園には入れませんから、都心部へ仕事に出ている両親が共に着たく手段を喪失した状態にあるご家庭も複数ありました。ここで保育園はじゃぁいつ迄子供を見ていれば良いのか、という事になりますよね。停電していますし保育士さん達にもプライベートがあり、子供のいる方なんかは自分もほんらいなら向かえにいかねばならない立場です。で、何を言っているんだ、給料貰って子供を預かっているんだから緊急時にも園生の対応が優先だろう、というのは簡単です。でもそこに職業倫理だ人道的立場だを持ち込むのは私は間違えていると思っております。規定の20時迄は延長保育で預かる事になっていますから、家庭がないとか残れる人に職務を任せて20時迄は良いでしょう。しかしそれ以降は緊急だからといって両親が向かえに来れない状況であっても雇用契約とか法を盾にするなら、警察にでも預けて自分達が帰宅した所で責める事は出来ないと私は思います。しかしそれでも停電の暗闇の中で電話も繋がらないのに、何人かの園生を何とか親が戻ってくる迄面倒見てくれた保育士さん達に、それが当然とは言えないでしょう。自分ならやらない人がそれを棚に上げて相手にだけやれというのは身勝手な要求ですし。それはお互いの関係性があってこその対処なのです。

で、まぁPTAは置いておいて、今回は自治会の件なのですが。わたくし、困った事に同じ自治会の区域内に自宅と店があるという(汗)
それもあって子供は子供会に入っていますし、私も自治会に入っています。自治会のお祭りの提灯を店名入りでという事もあってお金出していますし、やれ廃品回収だ夏祭りだどんど焼きだという時には出来る限り参加して設営や撤収の手伝いもします。今では少なくなりましたが、それでもかつての自治会長を始め役員の方でお客様もいらっしゃいますし、そういった相互扶助活動は何かあった時の為にも参加しております。しかし、近年はマンション1棟全てが規定の事として自治会費を徴収されているのが面白くないとか、これまた近年の高齢化社会にありがちなオチですがどうせ老い先短いんだから引きこもって暮らしているから必要ないとか、そんな理由で脱会するという事もおきており、昨年の今頃、到頭その流れでわたくしの住んでいるマンションもマンションとしては自治会から脱会する、という事になってしまった話を書いておりました。私は単独で加入し直して入っていますが、この高齢化を理由に脱会するというのは年々目立つ様になっていて、それ故に今回書いている問題が発生してしまいました。

自治会というのは本部があってそこから区に分かれ、その区に更に班がある、という組織です。その班の班長というのが今年回ってくる事になっていたのですが。何をするって自分の班のお宅を廻って町会費を集めて区の会計に渡す、というのだけだったのでまぁ良いや、という事で受けました。これやっておけば今度区長だ区の会計だというのが自分の所属する班に廻ってきた時に、班長やったからという事で免責されるという話でもあったので。そりゃこんなの面倒は面倒ですから、それは正直なところですしだったら楽なのやってお仕舞いにしておこう、と思いますわな。

ところが。自治会長・区長・前班長が3人揃って相談がある、とやってまいりまして。今年の区長と会計を出すはずの班で大量脱会があり、残ったのがなんと3名。3名しかいないのにここから区長と会計を出すのはあまりにしんどい、だって次廻ってきてもどちらかは次も何かの役をやらないといけないって事になるから、だったら我々も抜けたい、と言い出したそうで。で、本来は来年廻ってくるはずだった私の所属する班にとなったのだがこれまた年寄りが多くやってくれそうな人がいない。なので、物は相談だが最悪の場合区長と会計と班長3つ兼任してくれないか、というお話でした。

オイオイオイオイ、最初の話と全然違うじゃないか、とまずそこを班長やっておけば・・・という話を私にした前班長に突っ込んでおきつつ、自治会長に言いました。仕事の内容次第ではやるのが私の許容範囲なら受ける事はやぶさかではないけれど、この3つを兼任する、という前例を作ってしまうのは如何なものか、と。だってこれ、やりたくなければ誰か一人に全てを押し付けても良いのだ、という事になってしまいますよね。やる事自体を検討するのは良いけれど、そこはさぁ、組織で仕事を分担している意味や運営参加者が一定以上いるという民主主義的な組織のあり方という点で宜しくないんじゃないの?と。

そしたら会計だけは誰かにお願いするから区長と班長だけ兼任してくれ、という事に。まぁこれ以上そんな理由で自治会員が減るのも宜しくないし、じゃぁ良いですよ、という事で土曜日に総会と引き継ぎがあったので行く羽目になったのでした。

これがまぁほぼ全て全員賛成で報告も人事も予算も通るのですが、それにしても時間は取られますし、終わったらとっとと帰ってきたけれど、新役員の親睦を、という事でその後に自治会費で親睦会が行われており。そういうのも煩わしいんだろうなぁ、多くの人が。私は仕事がまだ残っているので!と言えますけど、普段付き合いの無い人と、しかも普段ほぼ付き合いの無い顔見知りというだけの年配な方々と要するに飲む事になるのでこれまた苦手な人はいやでしょうねぇ。

てな訳で土曜日はバタバタとしていたんですよ、というお話でした。でも子供会に入っていない世帯がかなり多く、別に子供会行事なんて現代の子供の嗜好とは乖離しているものでもあるので、参加しなくても良いのですが、かといって今の小学生とか子供同士で家に帰ってから集まって遊ぶという事も本当に少ない様で。サッカーとかやっている子供達はそのコミュニティーがありますが、それ以外の多くは基本家でDSかスィッチでゲーム三昧って事に。そうやって大人になるとコミュニケーション能力に著しく欠け、社会性に乏しいままで家庭を持ってしまうと、そりゃPTAなんて要らないとか自治会も入らず近所の人の顔も判らないなんて事になるでしょうよ。本来30代40代とかは違うはずなのにそういう子供の生活を良しとするその世代とその老い先短いから色々と煩わしくて引き蘢る老人が多くを占めてしまっているので、そりゃ地域活動や相互扶助なんて発想はなくなってしまいます。

でもそういう社会はかなり殺伐としているし、その無責任さがネットでの配慮の無い自己拡張による誹謗中傷にも繋がっている気が。誰だって面倒臭いっちゃ面倒臭いんです、金にもならないし本来は興味も無い事。それでも何かあったら助け合うというのは出来た方が良いですし、そのためにはある程度の相互理解はしておいた方が良いのです。日頃やっていない人はいざとなっても出来ませんから。でも役職兼任しないといけないなんてのはかなり末期症状だよなぁ、としみじみ思いましたけど。

今日はこんな感じでしたが、明日は商品紹介をしますのでお楽しみに。では長くお付き合いありがとうございました。
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February 12, 2018

某小学校の標準服とやらから“服育”について思う事


さて。偶にはこういう話を書かせて頂こうかと。日頃店頭で語る事はあっても、自ら発信して服について語る事ってなかなかないので。

そもそもタイムリーな時事ネタで服についての事なんてなかなかないのですが(クールビズ提唱以来じゃないでしょうか)、泰明小学校(タイトルに使うのはどうかと思いましたが文中では名称を出して書きますw)のアルマーニ監修の制服というのが話題になっていますよね。わたくし、恥ずかしながら結構前からそういった言葉を掲げて服装についての教育というのをネットでも展開している団体があるなんて事を知らずにおりました。服育ネットなる物がありまして、ググるとあっさり出てくるのでまぁそれはそれで興味を持たれたら見て頂くとして。

取りあえず泰明小学校の校長先生の主張によると、

・学区外からも通える特認校制度の対象学校であり、より良い環境下での教育を望む家庭の生徒が集まっている公立小学校のはずなのに、通学時における生徒の振る舞いに対して苦情が寄せられる事があり、自分達はそういう小学校の生徒なのだという自覚と誇りを持ってもらう方法はないかと考えた。

・小学校であっても標準服=制服を身に着ける事で、同じ学校の生徒であるという集団への帰属意識や誇りを生み、自分達の立ち居振る舞いについて考えて行動する様になるのではないか。

・銀座という街にある事から銀座ブランドであり、銀座らしさを持つ小学校としての特徴が生まれるという事でアルマーニ社デザインによる標準服への移行を決めた。

・アルマーニ社なのは打診した数社のうちアルマーニ社だけが対応してくれたからであって、国際的なブランドの服を着る事で観光客が多く国際色の強い銀座にある小学校としての国際感覚の情勢に繋がると考えたからだ。

・それは服に対する教育、服育という教育の一環であり、遊びの時に脱ぎ捨てておかないとか、きちんと畳んで椅子に掛けておくとかそういった立ち居振る舞いも身につけられるのでは。

大体こんな感じの趣旨のことを言ってはいたのですが。

わたくし、服を含む様々な身につける物を売る事を生業にしております。皆様にはそのセレクト、そしてそのバックボーンたる私のそれぞれのアイテムに対する考え方に少なからず共感を持って頂いている方がお客様としていらして頂いている、と思っております。いや別に全てにおいてシンクロする必要もなく、私は宗教をやっているんじゃないので信者の様になって欲しいなんてこれっぽっちも思っていません。それでもそれが個々のアイテムに対してでもそれなりに思考プロセスがあって別注するにしろアイテムをセレクトするにしろその結果になっている、という事はご理解頂ける様、接客させて頂いているつもりですし、なるべくこのブログでもそのプロセスを文言にして細かく書いているつもりです。だからこそ今時にあるまじき(字で)黒いブログだなんて揶揄われたりもするのですが、それでもそこは譲れない基本線です。

さて。そんな私からしての話になりますが、食についての教育である食育という言葉はよく使われますが、服育という言葉があるだなんて最初の方に書きましたがわたくし全く認識しておりませんでした。そもそもが。私はその集団への帰属意識を服装によって植え付ける物が制服だ、という発想を教育として行う事自体がファッショというか全体主義的というか、自由民主主義の概念から逸脱している物と考えます。これが英国の大学のクラブ発祥のブレザーであるとか、アイビーリーグに端を発するスタジャンの様に自ら進んで連帯や団結、友情の証しとしてお揃いの服を作るとか、エンブレム等レギュレーションを決めて服装に取り入れる、というのは自然な成り行きとして良いのですが、本来はそうあったはずなんですよね、学校の制服というのも。でもそれは囚人服じゃないんだから、一歩学外に出たらお前らはその服装で何処其処の生徒だと断定出来て、だからこそ不埒な行いをすればすぐにバレるんだからな、という枷の様な物と考えたら何か哀しいですよね、これ。

そして。今の社会の実状とは乖離した事を書く自覚はありますが、それでも書かせて頂くと、例えば通学途中のバスの中で小学生の子供が煩くしている、人にぶつかったり迷惑な行動を取っていたら、それに対して注意して諭すのが乗り合わせた大人のするべき行為なのではなかったのか。クールジャパンも結構ですが本来の日本の精神性というのはそういう相互扶助や社会性を身につけるのに周囲の大人が関係性に関係なく関与してきたはずだと私は思います。それをせずに苦情を学校にぶつける。お前らの教育がなっていないから子供達がなっちゃいない態度で乗り物に乗っているのだと言われたところで、学校にしても何処迄介入出来るのか、という事になりますよね、そりゃ。学校を一歩出たらそこから後は家庭の教育責任だと学校だって言いたいでしょうけど、今時そういう事を言うとそのクレーマーはより激高するだけでしょうが、私がその対応をした学校職員なら申し訳ありません、社会人としての分別の範囲でそういった生徒を見かけたら注意してやってくれませんか、お手数ですがそれもまた子供に対する大人の責任という事で、と言ってやりたくなりますけどね。

で、少なくとも標準服を採用する意義という点ではこの校長先生の主張は判りますが、服育云々と言ってブランドありきではないといいつつ高い監修料をその標準服代に乗せて負担させる意味は全くこの説明からは伝わってきませんでした。高いときちんと扱って、安いと適当に放り出しておく、という発想自体が宜しくなく、それを身につけさせるのに高い制服にすれば家庭でも高いんだから大事に扱いなさいって言うだろうとかそういう発想は教育的にどうかと思うので。それって物を大事にするという発想ではないですよね。高い物だから大事にする、という発想です。

B.A.Tで取り扱っている物、数千円から10万オーバー迄様々です。それはTPOに応じて使う場が違うだろうし、一切の制約無しに最高レベルの技術を用いた妥協のない作り込みと高価な原材料から生み出される素材を組み合わせた服、というのがあったとして、それがリアルな生活環境に全くそぐわない物であればそんな物は無駄でしかない、と思っていますので、それぞれを使う場やシチュエーションを想定して、その中で如何にオリジナリティを主張しつつ、奇抜な事をやってはっちゃけただけにならない、そして大人の分別としてのドレスコードや色彩感覚を反映させた物を提案するか、という事から様々な価格帯になります。そういう場に応じた服装や自分を取り巻く生活環境からどういう服装をしたら良いのか、というのを考えられる様に教育する、というのがもし服育なるものがあるとしたらそれに当たるんじゃなかろうかと私は思うのです。

それは例えば服飾史を紐解いて、だからこそお父さんはお仕事にスーツで行っているんだよ、という事でもあり、何故スーツじゃないといけないのか、という事でもあり、そういった事を判った上で普段自分達が動き易く過ごし易い格好をしている、というのに合点がいく事が大事なんじゃないかと。学校で楽しくみんなで遊ぶ、昼休みに校庭でドッジボールをする、泥警やる、そんな小学生らしさは我々の世代の時代遅れな発想かもしれませんが、そんな時に一々ちょっと待って、制服に埃が、とかいうのなら制服なんて要らないと思うのです。きちんと装う場できちんと装って礼儀正しく振る舞える事と、銀座というのがどんだけ我が国において上等なお土地柄だと思っているのか知りませんが、お高く止まって子供らしさより小賢しく上等な服着ている選民意識を持つ事とはまるで別、というかそんな事をしても身に付かないと思いますね、私は。

いらっしゃっているお客様とは服の話以上に食べ物の話をしている事が多いので、食に対する意識という点では食育、というのは大いに結構な事だと思いますし、同じ様に出来る出来ないは別にして服についての教育、服育というのをする事は私は良いと思いますが、どうもその全体主義的な発想や大人の都合によるところが目立ち、結果として子供が成長して行く過程で正しい服飾文化を身につける事が出来ないな、と容易に想像出来る様なやり方だと今回の泰明小学校の問題は思うのです。だって標準服という名の制服を既にみんな着ているんですから、それをアルマーニ監修にする意味、全くないでしょうに。十分それで問題行動をすれば学校に苦情が来ているんですから用は足りてますよね。

どうせやるならパターンや縫製仕様について、どうしてこうなっているのか、手間がかかる仕様から動き易さが生まれているならそれを教えて、色々端折って廉価で売られている物ときちんと作られた物がどう違うのかを子供のうちから教える、というのとかが良いんじゃないでしょうか。私が子供の頃であっても食育という点では、合成着色料や合成甘味料や亜硝酸塩といったものに様々な遺伝子異常や発ガン性が疑われているけれど実証出来ていないから使われてしまっている、という問題点等を指摘されたものでした。でもそれ、駄菓子屋で売ってるんですよねぇww
そしてそういった物、子供は欲しいんですよ、どうにも。今考えたら子供騙しなんですが、それでも当時はそういった物を楽しんでいました。現代では食の安全性について基準が厳しくなっているのでそういった問題は解消されていますが、服というのは困った事にそれによって人体に影響が出る様な問題は起こり難いんですよねぇ。だから食程重視されない。でもどうせ教えるならそういった事について教えてあげて、更に自国の産業としての縫製業の実状、その衰退とファストファッションの台頭がどう関係しているのか、とかそういった事を良し悪しとは別に客観的に情報を伝えて考えさせる事は大事だと思いますね。

少なくともそういった事こそが服育だとすると、どうやっても上っ面のプライドというか、虚栄心というのを子供に植え付ける結果にしかならないんじゃないかと思うのです、アルマーニ監修の標準服とやら。これが私立の学校というのならそういった教育方針で西洋の貴族を彷彿とさせる教育をしても良いんでしょうけどね、妙な国粋思想の下に学校を作ろうとした森友学園に首相も首相夫人も少なくともその理念には賛同していた、という恥ずかしい事例もある事ですし。でもこれ、公立小学校ですからねぇ。それが銀座にあるってだけで校長の裁量でこんな事になり、それはまだしもそれを服育だなんて主張されたらちょっとそれはどうかと思っちゃいます。

例えば今でも鉄沈の泥の手染めの糸を手で紡いで手織りする大島紬が高価なのと、アルマーニ監修だから高いのとでは全く意味が違いますし、東京都でやるなら標準のハンカチでも指定してそれは黄八丈で作って制服の胸ポケットに差して登校してくるとか、そういうのなら意味あるでしょうけど、少なくとも子供はこれアルマーニ監修だから、なんてのを大事にする理由や良いものだという理由として理解出来ないし、もしそういう理由で上等なんだと教え込んだら碌な価値観の大人にならんと思うのです。高い金出してそんな残念な価値観に育てるのは私なら勿体なくて嫌ですね。まぁ嫌なら来るな、という事なんでしょうけどね、その特認校制度というのは。

何れにしろ、私としては店頭で心掛けている事の1つが、その言葉で考えた事はありませんでしたがまさにその服育というのをお客様が楽しく興味を持って意識せずにして頂ける、という様にしよう、という事です。お仕着せがましくなく、より世界が広がって多様性の中に本質に根ざした価値観を形成する一助になれば、と思いつつ過ごしております。そして我が国において服についてまともに知識がある人というのはとても少ないと思われます。どうしても衣食住と最初に衣があるにも拘らず、必要度は最後ですから。でもそれはその3つの中で最も文化的な側面が大きいとも言えます。そういう事をきちんと考えて教育をしていって欲しいものですね、小学校。

という事で本日は時事ネタで服についての考察を書いてみました。長らくお付き合いありがとうございます、明日は何か銘作紹介でも、と思っておりますのでお楽しみに。
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December 31, 2017

皆様、良いお年を!

いやぁ、なんだかんだでこんな時間ですが。
本年も皆様に並々ならぬお世話になりました。特にこの秋冬は、インポートを中心に著しい納期の遅れやアクシデントが相次ぎ、ご迷惑をおかけしました。

思い返せば、本年はネットとリアル店舗との比率が世間一般では顕著に変わったのが実感出来る年だったのではないでしょうか。

しかしB.A.Tではネットの使い方が他とは異なっていると思っています。ネットで売るのではなく実店舗への誘導に使っているので。

来年どうなるのか判りませんが、来年も変わらないご愛顧をお願い致します。

では来年が皆様にとって良い年であります様に。

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October 03, 2017

偶には時事ネタもありかな、と。


本日メアグラティアのパンツ2型とベストが入荷したのですが。まだ生地的に紹介するタイミングではなく。素晴らしく出来映えは良いのですが、やはり気候と相談しての紹介になります。となると。
タイトル通りですが、閑話休題といっては自分の住む国の政治に失礼というもの。今日は政治的な主張をするのではなく政治について書いてみようと思います。

昨日起きたラスベガスの銃撃事件も酷い話ですが。我が国のグダグダな衆議院選挙というのもどうかと思うのです。自分の支持団体に全米ライフル協会があるからといって、マシンガンを簡単に買って大量にホテルに持ち込める様な状況に対して、問題であるという事すら言えない大統領もさることながら、驕ってろくでもない行動や発言を繰り返し、それで落ちた支持率を上げるべく野党の女性議員の不倫疑惑で相手のイメージが悪くなったところで勝ちにいくべく衆議院を解散する総理大臣というのも人品の卑しさではどっこいどっこいでしょう。戦略的には相手が弱って価値が動かないと思われる状況で必勝を期すというのは正しいですが、その弱り目の原因が幹部女性議員の不倫疑惑とか、そういうのって弱味に付け込んだ、というタイミングは否定しても否定しきれませんし、そういう女性の弱り目につけ込む男というのは印象が非常に宜しくありません。戦い方としては常道ですが、一国の宰相たる品格としては巧言令色鮮し仁というやつです。

しかも今度は想定外に機を見て動いた小池新党、希望の党とやらが立ちはだかり、それに民進党が相乗りして自民党と公明党での過半数を取るのを阻止しようという事に。まぁしかし小池さんは随分と機を見るに敏というか、戦い方の鮮やかさに目を見張るものがありますが、この人の問題は事を起こすにあたって自分の事と自分を含む団体の事とを区別していない感がある事でしょう。個人の技量だけで国家の運営を左右される様な状況を望む人はそういないでしょうに。でも安倍さんにしたら青天の霹靂、思っていたのと状況がかなり悪い方に変わってしまい、余裕で勝てる戦いがかなりの誤算でしょうから皮肉な話なのですが。

しかしここで問題なのは結局小池さん、憲法改正賛成だし、選挙の争点は消費税増税の先送りだけ、そうなると増税しない方が今の気分としては良いですから小池さん達の方に分があるだけでどちらも保守政党に変わりはなく。え、これじゃ独断専行で動くトップが安倍さんから小池さんに変わるだけなんじゃ??という疑問を持つ有権者が多いのではないでしょうか。

そこにつけ込む余地があると思ったのが民進党の自称リベラル勢力とやら。私としては政党の主義主張そのものにはあまり興味はないのですが、民進党の対応にはあまり良い印象がありません。政権担当能力という点では大政翼賛会のメンバーの多くを引き継いで結党されて以来政権を長く担ってきている自民党が最も経験がある事は事実ですし、小池さんに対しても現段階で支持するとか支持しないとかもないんですけど、小池さんが“選別”という言葉を使ったのに食いついて立憲民主党とやらを作るという動きはどうかと思うのです。

そもそも。主義主張が違うのであれば同じ政党の一員として活動すべきではないのです。呉越同舟という言葉がありますが妥当自民党という事しか共闘する理由がないのなら、もし仮に自民党を過半数から引き摺り下ろしたとしても、結局混沌とするだけで倒したら今度はそのイデオロギーの違いが浮き彫りになり妥協出来ないのだから政治は停滞するばかり。精々みんなで折り合える当たり障りのない内容でお茶を濁して問題は先送りにするだけしか出来ません。野合をしてもそうなのですから、一政党の今から陣容を整えるというところに憲法改正に賛成と反対のどちらも入れて党を作るなんて事が出来ないのは自明の理です。

なのに選挙の為だけに勢いがあって勝ちが拾えそうというだけで安易に希望の党に乗り換えようとする事自体が安易だし、そんなグダグダの党なんて政権取るも何もあったもんじゃないです。だから党として統一された見解で政権を取った後にもきちんと筋の取った運営が出来る、という為には明らかに党としての理念と違う政治家を選挙の為だけに加えることが出来ない、だから選別する、というのは極当たり前の事じゃないんでしょうか。

ですから希望の党への合流について全民進党候補者を、という前原さんの交渉自体がそもそも無理があるのです。自民党さえ第1党から引き摺り下ろせればそれで良いんだ、というのは政治家としてどうかと思います。政治は続くし一時的に政権を失う事は過去にもありましたが、政権担当能力もなく呉越同舟な連立は短命に終わるのは、少なくとも過去の事例では100%なのですから。

となれば最初から何が何でも、ミサイル飛んできても拉致被害者返して貰えなくても自衛手段を明文化する事にも、自衛手段をとる事にも反対だ、という政治家は自分達で結党して新たな党を作るしかない訳で、公私混同気味な小池さんだけに、選別という言葉を使うと自分の気分で他人を切る様なイメージを持つ人は多そうですが、その為に止むを得ず結党したみたいな主張に大義はありません。同じ方向を向いて歩める人と組むのは極当たり前の事でしかありません。

反自民の受け皿がなかったから本来我が国の政治体制と矛盾する共産党ですら批判票の受け皿になっていましたが、今回はそういう票は立憲民主党とやらと分け合う事になるでしょうし、調子こいて忖度とやらをあって当たり前でうやむやにし、それを支持して同じ穴の狢である事を恥ずかしいとも思わないけど政権担当能力はある現政権と、そこ迄主義主張に大差はないし些か個人プレーに走りがちな党首ではあるけれど、その傲慢さはない新党との戦いという事に。

私としてはこのブログで政治的な主張をする気は更々なく、客観的に見て本来良識のあるとされる集団でも権力が長く集中すると驕るので、いつでも政権を交代出来る同等に近い力を持つ野党がいる、という状況が己を律するのに良さそうだ、というお話をしたかった訳でして。米国では今回それが機能しなかった結果、今の様な状況になってしまっていますが、本来米国ではそういう2大政党が存在する事でどちらかが驕る様な事にならずにきたと思われます。

なので私としてはどちらかが勝ち過ぎる、という事はなく悪手を打てば直に相手に取って代わられるという危機感を持って政治が行われる様になれば良いなぁ、と思う次第です。

と、私の政治的指向に一切触れずに選挙ネタに触れてみましたw
明日は何か新作紹介を考える、という事で。
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August 29, 2017

世は事も無し


ツィッターでもきっと沢山つぶやかれているでしょうけど、今朝は6時過ぎにJアラートで起こされまして。見たらえらい広範囲の警報が出されていましたが、結果的にミサイルは北海道の上空を通って太平洋のかなり先に落ちたそうで。関東全く関係ないじゃん!という始末でした。それにしても打ち上げ時間を考えて欲しいもんですね、まったく。

ディンケラッカーの代理店の営業さんと来月の展示会の件等でお電話でお話ししたのですが、関西の方はニュースを見てそっち(バクッと東日本的なそっちですw)の方は大変だったみたいですね、と。イヤイヤイヤイヤ、大変だったとしてもそれは北海道であってこの辺じゃないから!と突っ込みを入れる羽目に。恐るべし関西人。

そのまま四方山話になったのですが関西は依然暑いらしく大阪は今日も35℃ぐらいある上に湿度が高くやってられないとの事。それに比べたら30℃前後な東京近郊は、晩夏初秋の新作紹介というタイトルにも違和感がなくなるぐらいの季節の進み加減なんでしょう。このまましっかりと秋になるとは考え辛いのですが。しかしそんな中でも秋物の納品が進んでいますので、先方は直営店もあってセレクトアイテムも売っているのでどうですか?と訊いたらこれが凄いネタをこぼしてくれまして、そんな気温の中インポートでモヘアのセーターが納品されてきてしまったそうでww

いやモヘアのセーターっていったらあのフワフワに長毛が出ている暖かそうなセーターやないですか、てかあれその気温の中では触りたくないというよりも見たくないですよね、その半径1m以内は気温が5℃ぐらい高く感じるぐらいじゃないですか!!とまた突っ込んでしまいました。ええ、関西の方のネタには突っ込むのが礼儀ってものですし。

今年はB.A.Tにおいても納品が非常に良い感じで進んでいますが、それでもそんな恐ろしいアイテムは10月迄要らん!と納期指定しております。じゃないとどうし様もないですもん、実際。もっとも指定も何も毎年お約束の様に遅れたりこなかったりが発生するのがインポートですし、ドメブラに関してはミドルゲージのセーターやらフラノの生地のアイテム等は最初から10月以降って事にしていますけどね。

先日8月9月の納品された物&納品予定の物のリストアップを書いた事もあって、今日いらしたお客様も遠方の方でお電話頂いた方も、展示会報告をしていた2月3月頃のブログと照らし合わせて、気になっている物がいつ入ってくるのかというご質問を頂きましたが、まぁそんな訳で確定していない物は敢えてリストアップしていませんので、前後して入ってくる物は出てしまいます、なのでそれはそれで逐次告知する、という事で。

とまぁ今日は朝のJアラートについてネタにしてやろうと思っていたのでこんなブログになりましたが、別に上空でミサイルが壊れて降ってきた訳でもなし、ニュースはそれ一色でしたが総じて世は事も無し、むしろ私としては早いところ季節が進むなり、この季節でも手に入れておこうという事になるシューズやバッグ類が入荷する事を願うばかりです。
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