June 09, 2024
夏の銘作紹介 vol.3 Umberto VallatiのSlub Yarn Knit Polo Shirt
今日は久しぶりに忙しい日曜日になりました。月曜日は仕事があるので比較的日曜日はのんびりしているのですが、今日は11時の開店から19時過ぎ迄途切れずお客様がいらして下さり、色々と動いておりました。しかも昨日入荷したばかりのジャンパオロのジャケットとフィエゾーリのニットポロはどちらも人気で、今日はポロシャツの紹介と予告していた事だしそのまま新作のポロシャツの紹介に変更してしまおうか、とも思いましたが、キャッチーな新作アイテムを連チャンで紹介してしまうよりも一見ベーシックだけれど他にはないクオリティと価格の物を掘り起こして銘作紹介しておこうかと。
イタリアの自社工場を持つニットブランド、そこまで沢山ある訳ではなく、フィリッポ・デ・ローレンティスや今メインで展開しているダニエレ・フィエゾーリ、そしてこのウンベルト・バラーティもその中に含まれますが、数件です。ファクトリーに依頼して作っているブランドは沢山あるんですけどね。そのバラーティは現在日本に代理店がなく、このポロシャツを取った当時も代理店ではなくエージェントがあるだけでした。
ベルサーチが全盛の時代にベルサーチのニットのOEMを請け負っていた実績のあるバラーティだけに、そのぐらいの時代感のイタリアンファッションのテイストをそこはかとなく匂わせるのですが、ベーシックなニットにちょっとだけそういったテイストを加えて作られたアイテムは現代においては他にない雰囲気になっております。スラブ糸を使って編まれた生地は、スラブ糸の節の部分だけが体に触れるのでサラサラですし、編み自体はベーシックなので全てのパーツをリンキングで処理しているので縫い合わせた場所がほぼありません。流石に前立ての部分は縫製しない訳にはいきませんが、リブ編みもダブルフェイスにして表と裏で配色に処理していたりととにかく丁寧に丁寧に作られております。
それでいて一見スポーティなポロシャツに見える様、襟にはラインを入れてそのスポーティさを演出しており、使い易い上に上質感漂う如何にもイタリアンニットといった感のあるポロ、これで20,900円(税込)というのはもう今では無理な価格設定です。これぐらい作り込まれていると現在では３万円に届くぐらいになってしまうので、残り僅かではありますが値頃感のあるアイテムが残っているうちに押さえておくべきかと。是非チェックしてみて下さいませ。
という事で明日は昨日入荷したフィエゾーリのラグジュアリーなポロシャツの紹介を予定しております、こちらはこちらでとても良い感じですのでお楽しみに。
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