November 17, 2017

秋の新作紹介 vol.25 Cold BreakerのWool Boa Vest


イヤ寒い。今日なんて夜明け前の朝の最低気温この周辺は3℃だった様で。日が出ても二桁になったのは9時以降の様です。閉店近く、この時間も既に10℃を切るか切らないかみたいですし、明日も随分と寒々しい様で。紅葉のマフラーが来週入ってきますが、一足早く明日明後日はこの近隣で紅葉を楽しむというか銀杏並木の下を手形を持って歩く八王子の銀杏祭りが開催されます。モミジではなくイチョウですが、これはこれで秋の風物ですよね。来年はイチョウのネクタイにしよう、と今から考えております。

とまぁそれはさておき、勤労感謝の日までを秋の新作紹介にして、それ以降を冬の新作紹介にしようと思うのですが、今日明日辺りは師走の寒さと言われています、となると丁度良く使えそうなミドルレイヤーとしてもローゲージやミドルゲージのセーターの上に着て使うとかも出来る今シーズンのコスパにおける最強アイテムを今日の紹介にしようと思います。

コールドブレイカー。名前からしてこう寒いととても素敵に思えてしまいますよねw
ポーランドの羊毛を使ってポーランドで紡績と織布を行い縫製もポーランドという全てポーランドで完結しているウール100%のボアフリースのアイテムを作っているメーカーです。ポーランドは元々牧畜が盛んな国で英国の様な知名度はないものの生産量は英国以上な羊毛の産地でして、そこの羊毛メーカーALWERO社の上質な羊毛を使用。そして何故か2ラインあって結構な価格の差があるのですが、クオリティ的には全く差が判らないというものでして。実は数年前からインポートの展示会で紹介されていたのですが、ボアの長袖のジップアップで2万円位してまして、それでも比較的リーズナブルだとは思うのですが、一寸決め手に欠けるよなぁ、と二の足を踏んでおりました。その時点でビームスもジャーナルもみんなやっていた、という事もありまして。

で、この秋冬分の今迄コールドブレイカーを取り扱っていなかった商社の展示会に行ったらあるじゃありませんか、コールドブレイカー。あれ、これ他で見てましたよ、と言ったらいやいやこの値段のヤツだった?と。で、見たら何故か価格がおかしな事になっているじゃぁありませんか。ただ長袖のミドルレイヤーは一寸ミドルレイヤーとして使うのは日本ではどうだろう、と思ったので今回はベストを2型やろう、という事に。で、その一方が今日紹介しているシンプルなモデルです。

でもこれ本当におかしいんですよねぇ、高いのと安いの、どちらも見に行ってますけどその大きな差が判らない。裏地がついているのは高いのですが、ぶっちゃけ高い方のでも裏地付いてないモデルが多いし。少なくとも表の生地に関しては全く差が判らないのです。ファスナーがビスロン(プラスチック)とメタルという差はあるのですが、それ以外の差がこっそり色々と比較してみたのですが判らない。で、だったらこれ暖かさも変わらないし安い方で良いじゃん、という結論に。今回はチャコールグレーとオートミールの2色にしましたが、これなんと7,500円(税抜)です。しかも高いのと同じでお家で洗える事になっていますし、スペック的にも全く差がなく。それだけにやるよ、と展示会後に告知した時点で大手セレクトショップチェーン等で見ていたお客様から値段とアイテムを訊かれてお伝えしていたら結構押さえが入っておりまして、現時点でチャコールグレーの方はSサイズのみ、オートミールの方はSとM両方ありますが残りは僅かです。もう1型の方はフード付きのベストにしているのですが、まぁそれにしてもあまりに差がありますよね。偽モンなんじゃないかと疑われても仕方が無い位検索上位にヒットするのは高い方。

何しろこれ、そこそこな長袖Tシャツよりも安いですし、それでいてユーロ生産で大手セレクトショップチェーンもガッツリ取り扱う信頼のおけるブランドなんですから、イヤこれ安い方で良くないか??と高い方との差が全く判らない、機能的にも凄まじい保温力で着ていたらこの寒さの中でも暑い位の物なのです。

どちらにしろこれ、来年もこの価格帯でいける様ですし、これならやる価値があるというか、アンビエント・H.F&ウィーバーと並んで俄には信じがたいコスパを誇るユーロインポートブランドのラインナップの一角を成してくれるブランドですね。

私としては勿論ハイエンドでこれは!という本格アイテムも良いのですが、それデイリーに使える人ってなかなかいませんよね。だからこそファストファッションレベルの物で十分だと考える人が世の中には沢山いる訳で、でもどうせならこれならばと思えるお得感とファストファッションには出来ないクオリティのユーロインポートというのがある事を知れば、中高生はともかくとして分別ある大人はこちらを考えますよね、というお財布にも優しい価格帯の物があると、それはそれで全体の底上げに寄与出来るのでは、と考えております。本当は大学生や新社会人等でそこ迄稼ぎがなくても手が出せる!というアイテムとしての想定ではあるのですが、その想定通りにいった試しが最近なく、普段からこのブログをチェックして下さっている様な方々が大人買い(イヤささやかな大人買いです、2型各2色買っても3万ちょいですからw)をして持っていかれるのでそういう方になかなか廻らないという状況ですw

取りあえずでもコールドブレイカー、ロンT感覚で1枚お試しになってみては、と思います。この週末、寒いみたいですし是非どうぞ。おススメです。
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November 16, 2017

どうせもうニットは沢山あるからなぁ・・・・なんて思って行ったら凄かった!!


いやぁ・・・・・今日はやられてきました。てか駄目ですね、私。イヤっていう程あるニットに対するハードルは限りなく厳しくしてやろうと思いながら展示会に望むのですが、それでも色々見ているとこれは今迄にない切り口だな!と欲しくなってしまうのです。

その結果発注してしまう、という。ああ、なんて事だ・・・

今日は発注しないつもりだったので、展示会にはサラッと触れて新作紹介を、と思っていたのです。なのでそう告知していたのですが結構しっかり発注してくる結果になってしまい。そしてその内容的にもこれは触れないでいる訳にはいかん、という美味しい内容だったので。

ウィリアム・ロッキー。英国を代表するハイグレードな糸を使ったニットでその名を知られるニットメーカーで、コレクションの約半数はカシミアです。でも私としてはラグジュアリーではあるけれどデリケートで保管を含めアフターケアに気を使うカシミアよりも、アラン・ペインもそうでしたがジーロンラムの方が羊毛の最高峰として好みなので。やっぱこれだよね、という事に。いやいや、まず発注するつもりはなかったのだ、と最初に書いたところから何故発注する事になってしまったのか、というそこから書く事にします。

いやジーロンラムだったらアラン・ペインが良いよなぁ、というのは昨日も書いた通りです。それに対して行ってみたらやはり取り扱う素材が被るという事でアラン・ペインは今回は無し、という事になっていまして。そして本国からウィリアム・ロッキー社の社長にして現当主とレディスを担当する娘さんがいらしておりまして。別に遠路遥々来て頂いたからおもてなし感覚で発注を、なぁんていう程甘くはなく、その時点ではしっかりと私の気持ちは取らないぞ、という決意に満ちておりました。いやしかし知る人ぞ知る老舗の御大から久々に遭遇しましたが上場大手セレクトショップチェーンの1店舗だけのこだわり業態で今尚現役を続けるレジェンドバイヤーまでまぁ今回は他社の方が沢山いらしておりまして。

で、営業さんも取り込んでいたのでまぁ良いや、と思って一通り見ていたんですね。これがいけない。そんな訳で元々カシミアには興味がないというか除外していたので、ジーロンラムの物だけを見ていたらいくつか良い感じな糸の物があるじゃないですか。そして鎌倉で何十年も続く老舗の御大を紹介されて話に花が咲き、その後取りあえずいくら位してんのかなぁ、とプライスを訊いたりしているうちに、そのレジェンドバイヤーK氏もあれ、彼もやっぱコスパと品質と実用性のバランスでジーロンラムで発注してるじゃん!というのを図らずも横目で見る事となり。そうこうしているうちにプライスを聞いたらそこ迄ではなく、その中でも気になっていたモデル2型について条件を訊いたらこれがとても美味しい条件でして。

この時点で、あ、もう駄目だ、これ発注しよう、となってしまいました。

イヤご存知の方はきっとその条件というのを読んだら、ああ、この人そりゃ発注するな、とあっさり納得して下さるはず。ジーロンの糸帳の中にメランジの入った糸が沢山入っておりまして、なんとそれ等を2色使って好きな色組のボーダーセーターを組んで良い、という事だったんです。しかも結構な小ロットで。レディスサイズ分も込みでミニマムクリアして良いという事だったので、これは美味しいじゃない!という事に。もう絶対に他が組まない配色で別注組んでやろうと。更にそれを後押ししたのが織物じゃなくて編み物のマフラーをジーロンラムで、というものがありまして。これがまた凄くてなんと3色の糸をつかって3プライ、つまり3色の糸を撚って編み上げたミドルゲージのセーターみたいな編み方、メリヤス編みのマフラーなんですね。そしてこれも3色を好きな様に配色しても良い、という事だったので。

ここでわたくし、じゃぁボーダーを2配色組んでその2色+1色を使ったマフラーを作り、そのマフラーで加えて組み合わせる1色をベーシックカラーにすると、ベーシックカラーのアウター+ボーダーセーター=マフラーという式になる色組のコーディネートが可能じゃないのさ、と。マフラーはついでにサンプルがとても良かったので、そのままやると何処かのお店やチェーンがそのままドンズバの物をやったら被ってしまうのでトーンを少しだけ変えてオリジナルにした物を加えて3バリエーション作ったのですが、どちらにしてもこれ、英国でもハイエンドなニットメーカーのセーターとマフラーでどちらも完全別注にして小ロットという美味しい事になるじゃぁありませんか、と。ね、やらない訳にはいかんですよね、これ。イヤいかんのです、これは!!

で、ボーダーセーター1型2カラーバリエーション、マフラー1型3カラーバリエーションを発注してきました。別注なので糸帳の写真は撮ってきましたがそれ見てもあまりピンとこないと思いますので、出来上がりは来年の秋を待ってね、という事になるのですが、それでも他では買えない美味しい物になったと思います。ちなみに同型の単色の物は色は全く被りませんがK氏がピックアップしていたので原宿のお店でやるみたいです。恐らく来年の秋冬は大々的に媒体露出はするんでしょうけど、これはねぇ。絶対何処にもないよねぇ。恐らくこういうオリジナリティに特化した別注を吟味して組む所はもう世界的に見ても少ないんじゃなかろうか、と己の偏執ぶりに想いを馳せつつ、でもまぁ、これ着ているお客様はそれ等のお店に行くと間違いなくバイヤーさんは食いついてくるかそうでなくても目で追ったりしげしげ眺めてきたりはするだろうなぁ、と来年の秋冬を想像してほくそ笑んでおりましたw

でもまぁ、行ってはみるもんですね。見たら欲しくなるから行かない!といって行かなかったらこの発注は無かったので。てな訳ですいません、本日予定していた新作紹介は明日に持越しです。

実は色々と書かねばならない事があるのですが、それはまた皆様に時間があってじっくり読める週末にでも。入荷を予定していた物の遅延状況や来シーズンの取扱いがなくなるブランドについて等々です。では本日はこんな感じで。
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November 15, 2017

今週から既に来秋冬の展示会が(汗)


シャツの件があってバタバタしていたら3日なんてあっという間に過ぎてしまうもの。天気もまぁまぁな今日、久しぶりにいらしたお客様と楽しくお話ししていたらまぁ時間が経つのは早いものであっという間に3時間経ってしまい、その後本格的な冬の到来に備えて昨日から始めた今年最後の店頭の入れ替えを進めていたら、あっという間にこんな時間に。その間もお客様がいらしていて、一重のナイロンブルゾンや綿のアウターを下げてウールのコートや中綿のブルゾンを表に出す、という作業をしていた事もあり、そういえばこれあったねぇ、サイズあるならこれにしよう!と残り少なくなっているキモなアイテムをお買上げ頂きました。

久しぶりにいらっしゃったお客様の近況をお聞きして良かった事を一緒に喜んだり馬鹿話に花を咲かせるのは勿論楽しいですし、これは!と気合いを入れて発注した物で数を積んだりした結果完売せずに持ち越している物を、以前からいらして頂いているお客様が覚えていてお買上げ頂くというのも嬉しい事です。そういう事が重なる一日はなんか今日は良い日だったなぁ、とつくづく思えて幸せですw

で、そんな今日に対して明日なのですが。そう、タイトルの通りでなんともう来年の秋冬展が始まってしまうのです。これがねぇ・・・・まぁどうしようか取るか取るまいか、行ってみて丁度隙間にハマる物があればなのですが、英国のニットメーカーで取っていないハイエンドゾーンの物とそれで知られているけど他にもいろいろ作ってますよ、という物、両方を取り揃えているウィリアムロッキーの展示会に行ってきます。ハイゲージはあるし、ミドルゲージも沢山あるし、さてこれ一体どんな物があれば良いんだろうと考えてしまいます。どうせならかつて取れていたけど今は全く日本で展開されていないアランペインのイングリッシュエクスプローラーラインみたいなのがあれば良いんですけどねぇ。お買上げ頂いたお客様は皆さんこのバランスのニットがもっと欲しい!と口を揃えておっしゃいますし。明日行く商社も確か取引していたと思うのでその辺も聞いてみようかなぁ、と思っています。でもウィリアムロッキーやっているからそちらに注力したい、と言われそうなんですよねぇ。てな感じで明日はそれ1件だけなのでサクッと終わらせて帰ってきてご報告と新作紹介が出来ればなぁ、と思っております。ご期待下さい。

そうそう、再度また告知しますが、来週の木曜日は祝日です。なので木曜日ですけど通常営業致しますので、流石にその辺になってくると冬の支度も考える方も多いでしょうし、覚えていて是非遊びにいらして頂きたいものですね。忘れないうちに先に告知させて頂きます。
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November 14, 2017

nauのプレスリリースが止まりません


うう、雨が降ったり止んだりが続いちゃって鬱々としております。で、昨日コメント欄に追記しておいたのですが、掲載依頼を出しての記事広告としてではなく、雑誌が代理店商社からサンプルを借りての掲載という純粋に記事な雑誌掲載がされているnau。

結構ガッツリ乗っているよなぁ、と思っていたら今度はアウトドアでファッション系といえばこれ、というゴーアウトの12月号に、まだ時期的に早いだろうという事でブログで紹介はしていませんが、既に入荷しているブレイジングダウンジャケットがミニマルで都会的なダウンジャケットとしてガッツリ紹介されているそうな。

色々なアウターを見ていますけど、ダウンジャケットにおいてもやはりnauのクリエーションは他社と違っています。先日紹介したダウンシャツジャケットも他にはない切り口と防水性やメンテナンスのし易さを兼ね備えたハイスペックで使い易いアイテムですし、まだ紹介していないというアイテムでは外気温に関わらず体表面温度を37.5℃に保つというハイテク機能を備えたマウンテンパーカも紹介していないのに店頭で大好評で悩ましく思っている方が複数いらっしゃいます。

今シーズンはオーバー10万なアウターを減らす一方でこの手のリアルなライフスタイルに対応した上で秀逸なデザインと機能を踏まえて値ごろ感のあるアイテムを増やしたので、手が出せる方の間口が広くなっていると思われます。その中でもnauは特筆すべき魅力のあるアイテムをセレクトしたと自負しております。紹介する時には既に殆ど残っていないか完売しそうで紹介する事になりそうなので、今日はその辺は是非チェックしておくと良いですよ、というお話でした。
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November 13, 2017

秋の新作紹介 vol.24 biographyのTwist less Cut Pile Zip Up


夕方から雨になりましたが。降ったり止んだりでそれ程の雨じゃないんですけど、こういう天気が一番微妙。大した事ないのに寒く感じるしこれじゃとっとと帰ろう、という事に(汗)

この時期はジャケットや昨日紹介した様なライトなシャツジャケット等が活躍する時期なので、そういうものの紹介を進めようと思っていますが、今日紹介するバイオグラフィーのスタンドカラージップアップは色々と丁度良いアイテムなので昨日に引き続きミドルレイヤーとしても使えるものとして紹介しておきます。

これ一見普通のフリースに見えますが。vol.14で紹介しているクルーネックスウェットと同じ素材をこちらはパイル面を表にして使っております。カットパイルなのでパイル面というよりも起毛面になるのですが、生地についての説明はそちらでしているのでそちらを見て頂く事にして。

この生地の凄さは化繊ではなく綿100%でこの素材感を実現している事。元々フリースの殆どはリサイクルポリエステルが使われているのでエコな素材ではあるのですが、そうはいっても化繊なのでアレルギー体質でお肌の弱い方には向きませんし、何より良い意味でドライなので乾燥して静電気が発生してしまいます。それに対してこの綿のフリースは、綿花そのものに近いソフトな起毛感と適度な保湿がある事が冬だと逆に利点となります。春夏の吸汗速乾素材としてはポリエステルの方が優りますし、秋冬の保温力でも綿よりポリエステルの方が優るのですが、そのしっとり感とナチュラルな肌触りに関しては綿の方が年間通じて勝る、という事です。

そこにこだわって生地を作ってしまう辺りがバイオグラフィーならではなのですが、これが本当にとても気持ちが良いのです。無撚糸を使って作るという事でとても手間がかかり、実際これ鬼裏毛とか判り易いヴィンテージな綿素材に対して何処にも過去に例のない生地なのですが、実際着てみるとその凄さが判るのです。そして今回のジップアップ、パターン的にも凝っていてカットソーなのにサイバラのパーツがある仕様になっていて、身体にとてもよくフィットします。日中はアウターとして、朝晩はミドルレイヤーとして、という使い方が出来るのでこの時期とても重宝するでしょう。バイオグラフィーファンの方には是非押さえておいて欲しい1着です。そんな訳で頑張って作り込んだ結果25,000円(税抜)とそこそこしてしまっていますが、それでもこれは他に類を見ない価値のある物です、サイズは44と46と48の3サイズ展開です、セーター等のウールが苦手、という方にもオススメですよ。
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