Le mercier de B.A.T

秋の新作紹介 vol.16 COBMASTERのCorduroy Relax Cargo Pant

曇っていても25℃になるというのは蒸し暑いという事になるんでしょうけど、半袖Ｔシャツ１枚で日中を過ごせるのは快適な気温ではあるのです。あるんですがこの時期の気温としては如何なものかと思う訳で。でもこれ東海以西の方々はもっと切実な思いなのでしょう、日々真夏日に近い28℃だ29℃だという気温の様ですから。

そんな微妙に暑い１日でしたので、降って湧いた予定のない定休日をどうしてくれようか、と色々考えたのですが、私の定番ハイキングコースである峰の薬師経由で、知り合いから情報を頂いて気になっていたとても行き辛い三立ての十割蕎麦を出す蕎麦屋に行ってこよう、と思い立ちました。しかし随分と山に行っていないので、基本的なイメージよりも1.2倍長く時間がかかると想定して13時に蕎麦屋に着こうとしたら、城山高校前のバス停から登山口迄30分弱、そこから峰の薬師迄50分、峰の薬師から城山湖迄30分で、後は舗装された道を20分程ひたすら下ると蕎麦屋に着くので、休憩時間を入れても２時間半あれば良い、という事で9時半過ぎのバスでのんびり出発。10時前から歩き始めたのですが、いやぁ身体が鈍ってまして、元々結構しんどい登りではあるのですが、峰の薬師迄がキツいのなんの。これ身体がマイペースでも一定のリズムで歩く事を思い出す迄の辛さではあるのですが、峰の薬師についた頃にはバテバテでした。冷やしたペットボトルを２本持って行きましたが、１本一気飲みでした。紅葉はまだまだではありますが、体温よりも10℃低いだけでちょっと風があるだけで随分と体感的には涼しく感じられ、そこからはそこまで高低差がない尾根道なので城山湖迄快適に歩いてきました。ダラダラと登りが続く峰の薬師迄はペースが落ちて体力不足を実感しましたが、中盤以降はそれ程時間が余計にかかる事もなく、余裕を持って下山して蕎麦屋へ。このぐらいの気温で適度な運動をした後の冷たい蕎麦は美味いものですが、ワンオペで大変そうではありましたが挽き立て打ち立て茹で立ての十割蕎麦、非常に美味いですし、結構なボリュームの天ぷらが付いてせいろ２枚で1,700円はコスパも良いです。食べたら橋本へのバス停が近いのでサクッとバスに乗って帰って参りました。注文してから蕎麦粉を石臼で挽くので本読みながらのんびり待ち、のんびり過ごして帰ったら16時近くになってまして、でもまぁ有意義な時間の使い方だったかな、と。蕎麦食べるだけにバスであそこまで行くのはどうかと思いますし、運動するにも体力使うという行動にはもう魅力的なおまけ無くしては腰が重くなってますので、セットにしないと行動に移しませんので。

とまぁそんな１日を過ごして戻ってきてブログ書いておりますが、ああいうところであのクオリティの飯が食えるというのはとても良いですね。都内で更科布屋や室町砂場とかで更科蕎麦を食べてもそりゃ江戸前伝統の技術を今に伝える店ですから当然美味いんですけど、自然の中を歩いた後にあの蕎麦が食べられるというのは格別です。次は紅葉が盛りになった頃にまた行こうかと思います。

さて本日のアイテム紹介に移らせて頂きますが、本日は相変わらずのコスパを誇るコブマスターから今シーズン取ったコーデュロイパンツの紹介です。

ヘヴィデューティーなアウトドアスタイル、どうしてもタウンユースにおいてはパンツがネックになってきます。パンツのスペックがどうしてもオーバースペックで邪魔になる場合があるのです。それは日常でパンツは脱いだり履いたりで温度調整しないから。これが１日中フィールドで過ごすのであれば高機能で保温性が高いパンツを履いていても良いんですけど、街中で過ごす際に履くパンツは室内でもそのまま履いているので、温度調整機能を持っているか、室内外共用で履いたままでいられる暖かさを求められます。だからこそジーンズが普及したんですし、逆に真冬でも日常的にダウンパンツを履いて過ごす人は少ないのです。

なので綿のパンツですと秋冬素材ってモールスキンやコーデュロイになりますが、生地のしなやかさは織り組織の特性上厚手のゴリゴリに目の詰まったツイルの表面を微起毛させたモールスキンよりもコーデュロイの方が上なのと、見た目に暖かに見えるのでコーデュロイのパンツ、色々と提案してきておりますが、今回のコブマスターの物はベルトループは付いてますけどウェスト全周囲にゴムを入れた仕様になっておりますので、ジャージ感覚で履ける物になってますし、ゆったり目程度のリラックスシルエットで緩くテーパー℃がかかってますのでシルエットもスッキリで大人の使用に耐えるトップスを選ばないパンツに仕上がっております。イージーパンツにカーゴポケットを付けたバランスです。

それでいて色合いが他には無い独特の光沢感のあるコーデュロイでして、グリーンも単にアーシーなオリーブではなくエメラルドグリーンを濃くした感じのダークグリーンですし、焦茶もかなり濃いダークブラウンなのでこれまた使い易いです。そして相変わらずのコスパで、イージーパンツ調ではありますがフロント開閉バッチリで縫製も丁寧な太畝コーデュロイのカーゴパンツで10,780円(税込)というのはなかなかありません。サイズは38と40の２サイズ展開で、今シーズンから加わった42は敢えて追加しませんでしたが、大概の方のサイズはこれで網羅されていると思います。

あくまで私としてはコブマスターは本来のインポートをメインに買って頂いていたお客様が、ご結婚やお子様の成長と共に独身時代や子供のいなかった若しくは小さかった頃に比べて現実的に服に予算を避けられなくなったけれど、それでもファストファッション大手やスーパーブランドを買うのは寂しい、という状況になっているのに対し、これなら差別化も図れつつ予算もクリア出来るだろう、という判断から、それに加えて新規のそれ程ファッションに気を使ってこなかった方でも敷居が低くてとっつき易いエントリーラインとしての役割に期待して取り扱いをしております。ですがクオリティとコスパから結構しっかり服を買ってきていてクオリティの高いアイテムでコーディネートしていらっしゃる方でもこれ良いじゃ無い、と言って手を出すアイテムがちらほらとあるのが、ファストファッションと差別化を図って展開しているこの手のブランドの侮れないところでして、今後若干価格帯を上げてその代わりよりコスパとクオリティを追求すると言ってきておりますからその傾向は強くなっていくと思われます。

なので買い易い価格でこのクオリティのパンツ、この価格帯が嬉しい！という方は早めに押さえておく事をオススメします。おまけ買いで買われちゃって買えなかった、というのは寂しいですので。

明日は今日よりかは気温が下がる予報になっておりますし、週末には一気にに音が下がって来週月曜日には平年の11月並みの気温の予報になっておりますので、またその後は25℃前後に戻るみたいですけど、そろそろコーデュロイのパンツで季節感を出して過ごすのをオススメしておきます。

そしてアイテム紹介、明日は先日紹介したのと同じウィリアム・モリスの復刻生地を使ったシャツで、モリスと言えばこれ、という鉄板柄の物を紹介します、お楽しみに。

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