Le mercier de B.A.T

秋の新作紹介 vol.14 KANELLのKnittig T-Cloth Border L/S Tee “BONAPARTE” (Terre Tricolor SP)

連休最終日。毎度の如く３連休最終日には是非お越し下さいと書くのですが、それでも最終日はいつも暇気味に。判る、判りますよ、明日から仕事ですもんね。最終日に都内の混雑しているスポットに足を運ぶなんてのは勿論、B.A.T迄来るのですら、というか電車に乗って出かけようという気にならないという方が圧倒的に多い事でしょう。

でもね、買い物しつつ、ちょこっと食事を楽しんでみるとか、軽く銭湯とかで汗を流すとか、そういうのを組み合わせてまったりするのなら、何とか快適に出来る気温になりつつありますので、真夏日で外に出るとそれだけで体力を奪われる感じな時期は兎も角、そろそろ出歩いても良い時期だと思うのです。

と、結局今回の連休最終日、新規のお客様がご来店下さったのと、常連の方々が連休中にオススメしたスポットに日帰りのお出かけをしてみた、という土産話を持ってお取り置き分を引き取りにいらしたの程度で、あとはまったり過ごしておりました。とはいえ、Ｔシャツフェイスに長袖のプリントＴシャツを移してそこにニットのカーディガンとベストを並べ、更にパンツの入れ替えを進めていたらあっという間に時間は経ってしまい、それでいて今日は最後のお客様が21時過ぎにいらっしゃるというアポを頂いていたので、それ迄にブログで紹介するアイテムの写真撮影や加工を済ませておきたかったのでそれをやったら何気に夕方以降は詰め詰めな進行になってしまいました。

で、本日の新作紹介ですが、カネルから取った、カネルにしか出来ない小ロット生産のスペシャルカラーな長袖Ｔシャツにして、昨日一昨日で紹介したスペシャルなジャーマントレーナーと合わせる想定で取ったモデルの紹介です。

アースカラーの３色組み合わせと命名された、ダークブラウンをベースにマスタードと赤煉瓦の２色で交互にボーダーを入れた配色です。どうしてもカットソーで別注色を組もうとすると生地を編み立てるミニマム分は生産しないといけませんが、カネルはニットソー、つまりパーツ毎に編み立てた物を縫い合わせて作られていますから、糸ミニマムさえクリアすればスペシャルなカラーでカットソーよりも少ないロットで生産可能です。

その利点を十二分に活かして今シーズン他のカラーバリエーションは無しでこの色一発だけで企画されたアースカラーを組み合わせて秋の紅葉をそのまま長袖Ｔシャツにした様な、定番色の様に沢山の発注は見込めないけれど他のカラーバリエーションを作らずこの配色のみで提案したのがこれです。先に書いておきますが今回この配色のベースになっているRouille=濃い鉄錆色と、赤みがかった焦茶と、Nefle=セイヨウカリン、濃いオレンジ色の２色の無地をこれとは別に取っておりまして、そちらもそちらで良い色なんですね。で、その２色と合わせて3バリエーションが今シーズンのスペシャルカラーとして取った色なのですが、定番として提案するのではなく、そのミニマムを呑んで別注でもしなければ作られないであろうスペシャルカラーをシーズン限定で提案してくれているのがカネルのありがたいところです。

こういった試みはニットソーだからこそ可能な大きなアドヴァンテージですが、反面カットソーよりも小ロットで発注分だけしか作られないレアカラーになりますので、出た時に押さえておく事をオススメしておきます。サイズはＳ・Ｍ・Ｌの３サイズ展開、価格は18,480円(税込)です。

さて明日ですが、ここにきて動いているシャツがあります。別注で作ったウィリアムモリスの復刻生地を使ったルミノアの長袖シャツです。やはり秋になると秋らしさのある総柄のシャツというのは世に出回っている量が少ない事もあって注目されるみたいです。という事で明日はそんなシャツの紹介を予定しております、お楽しみに。

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