November 14, 2024
秋の銘作紹介 vol.16 ROYAL ROWのLight Quilting Lined Wool/Cashmere Tailored Coverall (Oly at B.A.T)
久しぶりの日暮里で残反を楽しんで、久しぶりに馬賊の手打ち拉麺を食べ、流石にこの時期になると一般的には冬物を大々的に打ち出している時期ですので、それらを大手セレクトショップチェーンの新宿店や伊勢丹を見て帰ってまいりました。明日着で出荷しないといけないご注文もあったので、その為にも17時前に戻ってきて左側に集荷してもらわないといけなかったので、昼前に出てそんな感じになったのですが、職業病みたいなもので仕事してんだか遊んでんだかどっちともつかない事に休みを使うという。因果なこってす。
で、これが20℃以上の最高気温というのはそこそこ歩き回っても電車の中でもインナーダウンベストとナイロンコートを重ねていると汗ばむぐらい。しかし大手セレクトショップチェーン程ではないにしても流石に真冬のアウターの投入は明日あるという連絡が帰ってきたら入ってました。NANGAの30周年記念モデルの国産ダウンジャケットが明日入荷致します。スペックとレア度とデザイン的な美味しさから今シーズン取った唯一のフルスペックダウンジャケットです。ここ数年の暖冬傾向に対しそこから外れてとんでもなく寒くなった場合の為の保険的なアイテムとして取っております。十二分にありますけどね、寒かった場合のハイスペックダウンなんてのは。
さて、それとは別に当面丁度良いアウター、というのをクロージング寄りのドレスカジュアルなコーディネートを想定して提案しておきたいな、という事でそんなアウターが本日の紹介です。
なかなか投入できるアイテムがリリースされないでいるロイヤルロウですが、このジャケットとコートの中間程度のシャツジャケ型、カシミア混のラグジュアリーなライトメルトンを表地に使い、薄いキルティングライニングを施す事で暖かさはヘヴィウェイトメルトンレベルで重さは3シーズン生地のジャケットレベル、表情はラグジュアリーなカシミアタッチという、現代的なクロージングスタイルの提案になってまして、ここのところの暖冬傾向な冬に、ビジカジで会社内ではジャケット無しでシャツとニットで過ごして良いのであれば、その上に羽織って通勤して丁度良いコーディネートとして使えるアウターです。
内装としてもパターンとしてもシンプルながらとても凝っておりまして、こんなにも作り込みがされております。
この薄いキルティングライニングがなかなかに珍しく、クロージングメーカーはあまりやらない仕様でして、基本的には裏地を張るフルライニングを更に暖かくしつつ厚さは感じさせないという仕様。でもこれで軽くて暖かく暑くなり過ぎないというバランスを備えたほぼジャケットなコートといったアイテムに仕上がっております。
そして肩周りはラグランスリーブで肩山の中心にもダーツを取って肩に沿わせつつ動きやすさも確保しているパターンを採用。ここまでやるとカバーオール型ではありますが、実際着心地やシルエットはテーラードジャケットレベルになるので、ミドルゲージのニットの上にカジュアルなジャケットを着て過ごす見た目なのに十二分に暖かいというコーディネートになります。46・48・50の3サイズ展開、そして価格としては今では絶対に無理なこのクオリティの生地でイタリア製クロージング縫製で63,800円(税込)という破格の設定にしております。円安進行前の代理店無しで直接取引だからこその価格ですので、是非チェックしてみて下さい。今取ると確実に10万前後ですので。
明日は丁度昨日店頭に出したので、イタリア製クロージング仕様のパンツ専業ファクトリーブランドの別注パンツの紹介を予定しております、これも破格な価格設定な上、ディテールも生地もこれはというのを吟味して組み合わせたのでお楽しみに。
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21:00:00 |
mercier |
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