November 10, 2024

秋の新作紹介 vol.31 TAIONのReversible “SKAJAN” Down Jacket


天気は今ひとつでしたが、この辺は18時頃迄雨も降らず、そこ迄寒さを感じる程でもなく、なんだかんだで日曜日にしてはお客様がそこそこにいらして下さり、色々と数を減らした1日でした。ルミノア×モリスのシャツやハンターアウトドアのフィールドコート、ミラードバイパトリックのスニーカーにフォックスファイヤーのフィッシャーマンジップアップセーターの新色、TAIONの900FP+のライトダウンパーカと比較的満遍なく動いておりました。

現段階でTAIONの900FP+シリーズはインナーダウンベストの方は数を減らしているもののそこそこ数を取ったのでまだ大丈夫ですが、ライトパーカの方はこれはこれで汎用性の高さが際立っていて、想定以上に早く動いていて2色ともM・L共にラス1になっております。意外に今日紹介するダウンスカジャンの次に減りが早いのがこれになっており、こちらも近々紹介しないといけない感じです。

さて、そんなこんなで今日はラス1になってしまっているTAIONのジャパンスペシャルのスカジャンの紹介をしておきます。


来年もこのクオリティのアイテムがリリースされるのか、と思うと今からワクワクしてしまうレベルで他の追随を許さないクオリティとダンピングを疑うレベルの低価格を兼ね備えたアイテムでした。

通常スカジャンというとナイロンサテンの生地で作られた半面がセットインスリーブのベーシックなトラックジャケット型ブルゾンの前面と背面に豪華に刺繍を入れ、リバーシブル仕様でもう半面がラグランスリーブで肩山にラインを入れたデザインにした中綿ブルゾンで、太平洋戦争終戦後の進駐軍や朝鮮戦争やベトナム戦争で出兵した米兵が横須賀基地経由で帰国する際に、当初GHQに接収されて進駐軍の街となっていた横浜伊勢佐木町で日本土産として産み出されたスーべニールジャケットが、その後基地付近の横須賀土産としてスカジャンと呼ばれて日本人にも人気となった、という経緯の物。それだけに米兵好みに東洋風でありながら日本の地図や風情を散りばめたデザインで派手なバタ臭い配色な物が主流です。それをジャパンカスタムなアメカジとしてではなくそのルーツはしっかりと踏まえた上で現代的なファッションとして汎用性の高いベーシックカラー、黒・白・紺の3色を組み合わせ、前代未聞な中綿を800FPのダウンにした、非常にラグジュアリーなスカジャンとして提案したのがこれ。しかも刺繍面の生地はベルベットにしており、両面ともサテン生地の物に比べ更にラグジュアリーで表と裏で違う表情になるべく作り込まれております。

3色を組み合わせて、と書きましたが今回紹介しているモード寄りにミニマルなコーディネートを想定した黒×黒に対し、元々のアメカジに寄せつつオーセンティックさは外していない黒白×紺白、ヨーロッパカジュアル寄りでコンサバティブな紺黒×黒白の3パターンでの提案しておりまして、オフィシャルサイトではこの黒×黒が2週間を待たずして完売しておりましたが、B.A.Tではヨーロッパカジュアル寄りな紺黒×黒白が真っ先に完売しておりました(現在オフィシャルサイトでは3パターンとも完売しております)。なので現在この黒×黒のMが1着だけ残っておりますが、いわゆるスカジャンをイメージしていると全然違う使い易く温故知新なむしろ今までにないアイテムになっております、来年は別アイテムでの提案になると思われますし、是非最後の1着、押さえておく事をお勧めしておきます。ここまで作り込んで価格が19,910円(税込)という意地でもアンダー2万で抑えるのに付けたとしか思えない価格がまた恐ろしいです。これがスカジャンで有名なメーカーであってもこんな価格では絶対出せないでしょうし、中綿をこんな高性能ダウンにしたら更に不可能ですし、もしそんな事したら10万コースでしょうから。

とまぁそんな感じで今後もこのTAIONのジャパンスペシャルラインでの展開が楽しみですね。そしてこのTAIONとnarifuriとのコラボダウンの新作と、昨年から継続展開のインナーダウンベストの2型が昨日入荷しておりますが、インナーダウンベストとそれと合体出来るアウターの提案を明日明後日でさせて頂きます、お楽しみに。
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