March 12, 2018

梅春の新作紹介 vol.12 WRAPINKNOTの3 Fablic Mix Crew Neck Summer Sweater


今日もまぁそこそこな暖かさでしたが。明日以降更に暖かくなり、金曜日は23℃と初夏の気温になるそうな。陽気がどうとかいうレベルではない、この時期にしては暖かいというよりも暑いレベルな最高気温です。そんな時期だし、実は昨日紹介しているウィーバーのドライワックスのジャケットのインナーに着せてもいたのでw

今日の紹介は本日漸く糸の構造について詳細な説明を頂きまして、正しい説明が出来る様になったラッピンノットのサマーセーターです。サマーセーターと便宜上書いていますが(スプリングセーターとかいう言葉がないのでw)、もうこれからの時期にはこのぐらいのセーターをインナーに使える時期ですし、最高気温23℃が待ち構えているかと思えばタイムリーと言えるかと。

まず。糸の説明をする前に、デザイン的なところを見て頂きたいです。新作予告では展示会で頂いたデータにある写真を使ったので今一つ見ても判別が難しかったと思われますが、今回はボディに着せてアップで撮っているので比較的見易いと思います。まず肩のところに注目して頂きますとシャツだとヨークに当たる部分、編みの方向を身頃と変えております。これ布帛のシャツでヨーク部分を裁断するときの生地の向きと同じで、肩のラインに対して垂直になる様にしております。同じ様に伸びの向きが縦の動きをし易い方が良い肘の部分だけ編みの向きを垂直に変えております。更に袖口に3cm程編みの向きを垂直にした部分を入れ、スウェットでいうところのクロスグレイン、リバースウィーブと同じ原理で袖口のリブを広げるのと逆向き、広げる方向には伸びない編みを入れる事でウールと違って伸びたら縮まない綿やレーヨン等の植物繊維系組織によるニットのウィークポイントにも配慮した仕様になっております。

まぁよくもニットに対してここ迄作り込んだものです。流石はニットファクトリーというべきか・・・で、肝心のその糸のお話。

アップにしたのを見ながら説明しないと判って頂けないと思いますのでそうしますね。まず綿とポリエステルの糸を撚ってレーヨンで押さえた三者混の糸を作り、それを左の方は生成りとベージュ、右の方は白とネイビーの2色に染めてそれを撚り合わせます。そしてその撚り合わせた上から今度は細い綿の強撚糸、左はダークレッド、右はインディゴブルーの色の物ですが、それで押さえて作った糸が今回のオリジナルの糸だそうです。

ね、アップにした写真を見ながら成る程ふんふん、と説明読まないと判りませんよね、これ。いや2本太い色違いの糸を撚ってそこに更に細い糸を絡めてあるというのは見て判っていたのですが、さてこれ、3種類の素材、レーヨンと綿とポリエステルが使われているという事だし、一体どういう作り方で作られているのか、どの糸にどの素材を使っているのかが今一つ判らなかったのでデザイナーである梅田氏に確認をしておりました。その返事を本日頂いたので漸く紹介出来るのですが、私が考えていたのよりも更に複雑な工程で糸を作っていたのに驚きました。

色のトーンやミックス具合で他にはない物が作りたかった事からこんな組成で糸を作ったそうなのですが、実用面で麻ではなく強撚綿糸によるシャリ感があり、綿とポリエステルの糸を撚っているので適度な吸汗速乾性もあり、綿100%の物よりも軽く獣毛以外のニットにありがちな経年使用によるダレ感の少なさを実現しております。ここ迄やっているニットってなかなかないですし、結果として当初の目的である見た目に他にはない表情を出す事に成功しており、それでいて実用面でこれからの季節に相応しい着心地になっております。これだけやって26,000円(税抜)というのはファクトリーならではな頑張った設定でしょう。サイズはいつも通り2(M)と3(L)の2サイズ展開しておりますが、現時点でブルーの方の3サイズは完売しております。個人的にはベージュっぽく見えている方が新鮮というか他にはない色組だと思うのですが。やはりジーンズベースで合わせる方やネイビーのジャケットに合わせる方、将又マリン調に使いたい方というのが多いって事なんでしょうか。何れにしろ2色ともなくなるのは早そうですが。

春夏のニットアイテムとなるとポロシャツが中心で春ニットって出物が少ないので、こういう逸品がリリースされた際には是非押さえておく事をお奨めします。
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Posted by mercier at 20:45:00 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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