February 11, 2018

梅春の新作紹介 vol.4 Continental Circus×TIEDNISTAのSette Pieghe Tie “Cherry Blossoms”


いや暖かかったですね、今日は。それもあってか、昨日是非暖かいようだから遊びにいらして下さいね、とお願いしたからか、お客様が夕方から切れずにいらっしゃり、梅春に丁度良いジャケットやパンツを中心に、ベルトやカットソー等軽い物迄幅広く減っていきました。ありがたい事です。

さて、そんな日の新作紹介、これどちらかというと銘作紹介に近くはあるのですが、今年こそはこれを押さえるのだっ!というお客様が複数いらっしゃり、ということはこれは若干追加生産せねば、といって仕込んだのが来週にも上がってくる、という事でこりゃこの3月下旬並みな気温の日に紹介しておかねば、と。

というのも本文中に書きますが、昨年の紹介はタイムリーだったと自負しておりますが、そのタイムリーさに対してレスポンスがすぐに出来る、そこ迄小回りの効くフットワークの方ばかりではないのですよね、仕事していますから。特に遠方の方には時機を逃して今年に持ち越した方が複数いらっしゃいましたし。

で、コンチネンタルサーカス×タイドニスタのセッテピエゲのタイの第1弾だったのがこの桜を散らした物です。最初だった事もあり渾身のデザインでぶつけたので、満足度の高い出来でして。そのまま継続して毎年やっていっても良いな、という完成度の高さなのですが、来年は何らかの改良をするなり別バリエーションを足すなりしようと思いつつ、今年は昨年の教訓を活かして投入というか紹介する時期を早める事に。

何しろもうジャガード織りするデータは出来上がっておりますし、何も変更しないなら生産数だけ決めて発注すればそれで済んでしまいますから、生産に要する時間だけを考慮すればそれで足りてしまいます。そうなるとこのネクタイの使い方について、お客様から指摘された事でもあるのですが、この時期に紹介しておく理由が別にありまして、今年はその時期にぶつけることができるじゃないか、と。

私の発想は日本の季節を愛でる文化風俗をネクタイに込めて、それも欧米のネクタイメーカーやクロージングブランド、ひいてはクロージングが好きな方々が見てこれは凄い!と思って頂ける様なネクタイを提案しよう、という事でした。秋に紹介した紅葉もまさにそのコンセプトの直球ど真ん中なアイテムだったと思います。そしてこの桜についても同じ様に考えて、日本らしく季節を愛でる事の筆頭と言えば花見じゃないか、という事で企画したのですが。

いやいや、それだけじゃないよね、というか、季節行事という事であればこれ、日本ならではの別の側面もあるじゃないかという事に。そう、何故今なのかというと3月に入ると卒業シーズンを迎えるから。これ今時期から提案して目に留めて頂ければ、着たるべき卒業式のスーツに合わせるネクタイとして、それは勿論卒業生たる大学生は勿論のこと、父として列席している方がダークスーツにこんなネクタイしていたら凄く風流で祝意を無言で表現出来る素敵な事になるんじゃなかろうかと。値段的に私がデザインしたこの複雑でアシンメトリーな柄をジャガード織りで起こし、更にセッテピエゲなのでどうしても18,500円(税抜)という価格にはなってしまいますが、それだけに無駄にガキンチョそのものなドレスコードを無視して奇抜であるというだけで目立つ格好をして卒業式に出るのもありなんでしょうけど、ダークスーツに身を固め、シャツも白ネクタイもベーシックなネイビーやバーガンディ、でもそこに嫌味無くちりばめられた桜の花や花弁や枝が周囲の方にはこの上なく風流に映ること間違いなしでしょう。少なくとも日本的な美感というのはそういうものです。

で、社会人の方は勿論4月になって桜が咲いている期間にこれ締めていたら、同じ様にシンプルで節度を守った装いの中に季節感を偲ばせる素敵な大人に映るでしょう。どうしてもベーシックというと無地か小紋かドットになってしまいますが、こういう柄の入れ方だとネクタイの長さを調整するだけで無地に花弁と花が散っているだけ、というのから枝もチラリと見えるという感じ迄様々に見せ方を変えられますから、場や状況に応じて使い分けられます。

そしてカジュアルに使っても風流でお洒落でしょうねぇ。

こんな感じにデニムのジャケットに合わせて良し、グレンチェックのカジュアル感のあるジャケットに合わせて良し、シャツもシャンブレーからオックス迄表情のある生地のシャツを合わせるとよりネクタイが際立ちます。

ビジカジOKな会社や団体が多くなり、嫌々ネクタイをする必要はない、という方は全くしなくなっているので、全体量としてネクタイが売れなくなっているのは間違いないところです。ですがそれだけに、明らかに格好良く、それでいて単に派手な柄や極彩色なテキスタイルであったり、ブランドネームをエンブレム等で主張する物であったり、というのではなく、ドレスコードを踏まえて節度のある中に日本らしい凛として爽やかな中に風流心や遊び心は忘れない、という主張が出来れば素敵だと私は思います。結局はビジネスの場において服装から好評価を得るというのはそういう所に尽きるのではないかと。仕事に浮ついた完全な娯楽の印象にしかならないネクタイやスーツやシャツや靴を持ち込むと仕事に対する姿勢を疑われちゃいますからね。それ分別ある大人という評価にはなりませんから。

という事で今年は一部は在庫で、残りは来週投入されますので、今日紹介した事で上記の通り卒業式やその後の謝恩会等に使うという提案もあったので、昨年以上に足が早く動くと思います、狙っている方は確実に押さえるべく早めの行動をお勧めしておきます。
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