September 03, 2017

晩夏初秋の新作紹介 vol.9 SBTRACTのSpecial Dyed Fleece Machine Hard T-cloth Jacket


日中は日差しもあって日向はそれなりに暑いと言っても良い体感でしたが、気温そのものはもう反訴で1枚じゃなくていいかな、と思える気温なのは昨日と変わらず。こりゃ今年は昨年迄と大きく違う気温の動向になるのはほぼ決定的です。晩夏というより初秋の気配ですし。となるとカットソー生地ならジャケットの紹介をしてしまっても良いんじゃないかと思いまして。今日の紹介はサブトラクトのカットソー生地のジャケットです。

もうサブトラクトの取扱いも長くなりまして、ジャケットタイプの物も色々とやってきていますが、今期のこのジャケットはサブトラクト史上最も凝った物である事は間違いありません。生地としては昨シーズン開発した裏毛の織機を使用して裏毛を無しに度詰めで編んだ天竺。他ではこんな事考えないし自社に編み機がないと試して技法として確立する事も出来ません。自社工場持ちのブランドだからこその生地ですが、それを今回は柿渋に近いマスタードとライトブラウンの中間の様な色で染めております。そしてその上からオーバーダイで黒の顔料を薄く乗せ、更にそれを洗い加工して落とす事で天竺の編みの溝の部分にだけ顔料が残るので、まるで霜降りになっているかの様な風合いと、洗い込んで当たりが出た感じの表情にする事に成功しました。これもう1色墨黒をイメージしたチャコールグレーの物があったのですが、そちらにも同じく黒でオーバーダイをした為、あまりコントラストに差が出ずこちらのダークゴールドの様な表情にはなっていなかったので、こちらの色のみをやる事に。

更にボタンもこの加工をした2色の分だけオリジナルで作ったホーンボタンを使用しています。このホーンボタンがまた生地の表情とよくマッチしておりまして、ワークシャツにもインディゴ等天然色なカットソーにも非常に良くマッチします。しかも何よりこの色、ネイビー系との相性もさることながら表情と相まって秋冬っぽさと言いますか土臭い感じでありながら今迄になく新鮮なのは完成度の高さ故です。昨年迄と同じヘザーグレーとネイビーはそのまま定番展開していますが、元々ベーシックにして他にはない完成度と風合いな生地で作られていたこのジャケット、特殊加工を施して付属を変えた事で、単に定番アイテムを糸や編み方を吟味して作り込んだカットソー専業メーカーというカテゴライズから頭1つ抜け出した感があります。

勿論ベーシックでニュートラルな物も良いのですが、今年の様に秋の訪れが早くそのまま秋な期間が長そうな感じですと、紅葉の構成色とネイビーやカーキ等の天然色を組み合わせたコーディネートで季節感を出して楽しもうという気にもなろうかというもの。ここ数年なかった明確な秋というのを今年は楽しめそうな気がしますので。目減ずにというか諦めずにといいますか秋物を取り続けてきた私としては、千載一遇と迄は言いませんが久しぶりに巡ってきた嬉しい年になりそうです。この時期にこそ、というアイテム、これでもかとバリエーションがありますのでw

その中でもこのジャケットは白眉です。カットソー素材のジャケットとしては過去に取り扱ってきた物と比べても確実に3指に入る物だと思っております。価格は22,800円(税抜)で1・2・3の3サイズ展開です。どのサイズも残りが少なくなっていますので、気になった方は早めにチェックしておきましょう。
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