October 21, 2024
秋の新作紹介 vol.18 UMBERTO FORNARIのPoited Knitted Tie
うん、良い気温です、こうでなくっちゃ秋というのは。しかしここからまたしぶとく夏日が戻ってくる上に順調に下がると思われていた最低気温もここから１週間以上は15℃を切らなくなってしまった予報に変わりました。やれやれではありますが、今日この辺19℃だったみたいなんですが、これだと長袖Ｔシャツの上にスウェットパーカを羽織って日中は丁度良いんですが日が暮れたら若干肌寒いぐらいですので、日中は22・3℃程度で朝晩が15℃ぐらい、というのがシャツや長袖Ｔシャツの上にジャケットやカバーオールで丁度良いかな、と。なので25℃は勘弁ですが、ちょい低い程度が今のベストかな、と思います。
せっかく半袖Ｔシャツ期間を脱したんですから冬服じゃなく合物の期間を楽しみたいじゃないですか。ブロードのシャツに３シーズン生地のスーツを着て丁度良い時期ですが、ここはちょこっと秋らしさを出しつつ、後々シャツの生地のウェイトをあげてツィードのジャケットに変えてもいけるニットタイの紹介をしておく事にします。
ネクタイは色々取り扱っておりますが、マタイスのクオリティとプライスに満足しているので、そこでありそうな生地に関しては他から取るつもりはありません。店頭でもそれ以外のタイはB.A.Tオリジナルのテキスタイルを使った紅葉柄の国産でセッテピエゲにした物や、デッドストックのスーツ生地を使ってフランスでハンドメイドされたシャトールフセンやアルニスを継承するル・リス程度です。このウンベルト・フォルナリは1890年創業でスカーフやネクタイといったファッション小物のメーカーなのですが、基本アンティークのテキスタイルを復刻して使っている為、随分と前からここのネクタイ見てきたのですが、そこ迄興味を引かなかったというか、マタイスを超えている、とは思わなかったので取ってきませんでした。
ところが今回提案されたのがクラシックテキスタイルの復刻を手縫いしたネクタイではなく、シンプルながら他での提案を見た事がないワンポイントが目を惹くウールのニットタイでした。春夏用のシルクリネンで編み柄で表現する物は見た事がありますが、シンプルでありながらノットのすぐ下にラインが出る様に計算された位置にポイントを持ってこれるのはニットタイならではでありながら他にはないデザインです。で、これ締めるとこんな感じに。
こんなチョコッとのポイントなんですが、見た事がありませんし単なるニットタイ以上にいい感じじゃないでしょうか。こういうのを締めていると、お仕着せで仕方がないからネクタイ締めているんじゃなく、スーツやジャケパンを格好良くオシャレに着こなす為のアクセサリーとしてネクタイをしているのが明白なので、より良い感じに見えると思います。またデザイン以外に作りの上でもしっかりと作り込まれており、引っ張られる襟の中に入る部分にはしっかりと伸び止めして且つ滑りが良い様に裏地で補強されております。ここまで作り込んでいるニットタイにそうそうお目にかからないので、これはやっておこう、という事になりました。価格は19,800円(税込)ですので今の円安下でのこのクオリティのニットタイとしては頑張った設定になっているかと。是非チェックしてみて下さい。
とまぁ今日ネクタイの紹介をしたのはですね、クロージングというかジャケットのこの時期に使えるアイテムを紹介をしたいな、と思いましてそのコーディネートの提案を考えての事。本日クロージングの入れ替えも大幅に進めましたので、明日はジャケットの紹介を予定しております、お楽しみに。
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