June 11, 2018

夏の新作紹介 vol.10 Royal RowのSummer Travel Suit “LONDON” (B.A.T別注)


台風がかすめていったせいで結構な雨になってしまいました。豪雨って程じゃないんですが風と相まって本降りは本降り。やれやれ。こんな日にこんな天気の中いらっしゃるお客様はいないだろうなぁ、これがもう本当に台風直撃とかになると、何故か血が騒ぐのかそこ迄になるといらっしゃるお客様というのはチラホラみえるのですがw

なぁんて思っていたら意外に遊びにいらっしゃる方はおられるもので。マッタリしつつも思っていたよりも楽しく過ごさせて頂きました。でもブログを書く時間位は取れましたけど。

このスーツ、久々にダークネイビーといっても良い濃さのネイビーのスーツを作りました。当初予定していた素材がボツになり、再度発注した生地もボツり、じゃぁどれなら使えるんだよ、と使える生地でこれはというものを送ってこい!という事で最後の最後になって出てきた生地だったのですが、先に紹介しているスーツは私がケントとコルビーを組んで作ったスーツでしたが、こちらは最初からスーツとして組まれていたロンドンモデルのスーツです。形としてはそうなのですが、今回は生地が3度目の正直と言わんばかりにツボにハマるやつを提案して下さいまして。てかこんだけ面倒かけてくれちゃっているんだから何かしらこれならば、というやつを提案してくれても当然と迄は言わないですけどまぁそれ位やってくれないとね、という感じではあったのですが。

私がユニーク且つ高級感があって、それでいて実用に堪える素材を求めているので、生地の当て込みが毎回毎回大変なんです。単にビジネスシーンのみに特化していればダークネイビーとチャコールグレーの名の知れたミルの定番生地を充てておけば良いので比較的候補は見つかり易いと思いますが、このユニークで実用も重視となると一気に候補が減るんです。でもこれはバッチリ。

テレリアゼッドの秋冬で使ったストレッチ素材を作っていたイタリアはビエラのミル、ラニフィコ・コメロ社のトラベルというコレクションの生地なのですが、アップ写真を見ての通りの立体感のある春夏用素材です。糸の太さを色によって変えていて、それによって複雑な色合いと凹凸を実現しています。ウール100%ですが強撚してシャリ感を出し、フレスコとはまた別のアプローチですけど同じ様な通気性を実現。更にナチュラルストレッチのある動き易い生地感で、出張を念頭に作られた生地です。それだけにデスクワークと通勤を考えたらデイリーに使っても良いですし、このメランジ感のあるダークネイビーはカジュアルに合わせても良いので非常に汎用性が高い物になっております。

アンジェロ・ナルデッリの今シーズンのズーツと甲乙付け難いネイビースーツ、それでいてこちらの方がよりダークな色合いなのでそれもまた悩ましいでしょう。そして。自分でやっておいて忘れていましたが、これまた悩ましい事にそのナルデッリのスーツと並べて売るべく企画したので、こちらも何と名の知れたミルの生地にして110,000円(税抜)とナルデッリと同価格設定です。サイズは46と48の2サイズ展開ですが、結果的に今シーズン夏も使える様なスーツがバランス良く揃っております。何しろ軒並みインポートのクロージングは価格が上昇していますのでこの位の価格帯でここ迄のクオリティを揃えるのは自分で言うのもなんですが結構な苦労なのです。吟味に吟味を重ねたラインナップの一角です、是非こちらもチェックして頂きたいものですね。
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Posted by mercier at 21:15:00 | from category: Main | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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